加速が良いのを「馬力あるねー」と言うのは間違い

こないだN-ONEに試乗た時に、すっごく加速が良いので「馬力ありますねー」と言ったんですけど、営業さんに「いや、加速が良いのは馬力とはまた別の特性なんですよ」と言われちゃいました。

せっかくなので教えて頂こうと色々聞くと、こんな感じでした。

「馬力」は技術的にはエンジンが出せるエネルギーの最高出力のことで、主に最高速度に効いてくる。
それに対して、低速度域での加速力は出力エネルギーではなく回転軸を回す力に左右される。それは「トルク」で表わされる。

なるほど。「エネルギーの最高出力」と「回転軸を回す力」っていうのは同時に最大になるわけじゃないんですね。色々探してみたらちょうどいいグラフがありました。N-ONEのエンジン特性のグラフです。青線のエンジン出力と、赤線のトルクは、まったく違う形を描いています。

引用元：燃費・走行性能 | 性能 | N-ONE | Honda

ついでに、MOVEとワゴンRとN-ONEのエンジン出力とトルクを表にしてみました。こんな感じです。なお、ノンターボ車についての数値です。

こう見ると、N-ONEのエンジンの良さが一目瞭然です。最高出力もトルクも頭一つ出ています。更にボディの剛性も高めているわけなので、N-ONEの走りが良いのは当たり前ですね。

ただ、そうするとベストカーの評価ではN-ONEの走りはワゴンRに負けてるという結果がよくわかんないです。プロの人の目には、他にもいろんなことが見えてるのかなあ。まだド素人な私ですが、少しづつ勉強していこうと思います。