何したの?アルトエコ35.0km/L達成!
なんと、スズキのアルトエコが燃費35.0km/Lを達成したそうです!ちょっと唐突な感じもあり、正直びっくり。
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よく達成できたね・・・
ほんとにスズキの低燃費技術はすごい。つい最近まで「Hello!30.2」の香里奈さんのCMが流れてたような気がするんですが、そこから実に4.8km/Lの燃費向上ですよ。あ、以前軽セダン燃費向上の歴史って記事を書いてましたね。これによると2011年11月に30.2km/Lを達成してます。そこから2年で4.8km/L伸ばしたわけですね。
なお、これまでのアルトエコの燃費は33.0km/L。そこから考えると2.0km/Lの向上です。この33.0km/Lを達成したのなんか、今年の3月ですからね。そっから僅か8ヶ月で2.0km/L向上させたわけですよ。うーん、実にすごい。
新たな燃費向上技術はこれだ
どうやって燃費向上したのかも、ニュースリリースに記述されていました。
スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2013年11月19日 スズキ、ガソリン車No.1※1の低燃費35.0km/L※2を達成 軽乗用車「アルト エコ」を発売
圧縮比の向上
圧縮比の向上。エンジンではシリンダー内でガソリンと空気の混合気体を圧縮・点火して爆発させますが、その圧縮具合をより強くしたわけですね。圧縮比については以前勉強しましたが、強く圧縮すればするほど、一般的には燃費が良くなります。それを実現したわけです。圧縮を強くするとノッキングが起こりやすくなりますが、それも合わせて低減しているようです。
摩擦抵抗低減
摩擦抵抗の低減。具体的には高性能なエンジンオイルの採用とエンジンオイルポンプの変更により実現しているそうです。愚直な努力って感じ。偉い。
パワートレイン制御最適化
パワートレイン制御最適化。ニュースリリースにはこう記述されています。
エンジン内部部品の変更により油圧特性を見直し、VVT作動領域を拡大。
VVTってのは何かというと、エンジンのシリンダー内に噴霧するガソリン混合気体を状況により調節する機構。で、VVT作動領域ってのは、そのVVTが働く領域。つまりはガソリン燃焼を最適化したということですね。これも地道な研究の成果ですね。
しかし、レーダーブレーキサポートがついてない!
しかしここまで書いて気づいたのですが、どこにもレーダーブレーキサポートを搭載したという記述がありません。どうも装備できないようです。オプションとしての記述もないので、別料金でもなく、装備不能。
う~ん、どうなんだこれは。ミライースには自動ブレーキであるスマートアシストが搭載可能なので、安全面の印象がかなり劣りますねー。これは痛い。痛すぎる。いくら燃費がイイといっても売れないんじゃないのこれ。多少値が張ってもいいから搭載可能にすればよかったのにね。あ、もしかしたらカタログ燃費における重量の問題で搭載できなかったのかしらん。
そう思うと、20Lタンクを採用したスズキの前科が思い起こされますねー。ありゃあ罪深い施策だったね。何年経っても思い出しそう。
まあそんなわけで、私の印象は良くないけど、燃費こそ正義と思う方には悪くない選択ではあると思います。この新型アルトエコを買う前に今乗っている車の買い取り金額を知りたいという方は、私が以前書いたガリバーにウチのMOVEを査定してもらったぞ!の記事もどうぞ。今乗ってる車がいくらで売れるかわからないと予算が組みにくいですからね。新型車は発表直後に注文が集中しますから、少しでも早く手に入れるために、今の車を査定に出していくらで売れるか確認しておきましょう!