軽ハイトワゴン 燃費向上の歴史(2003年~2013年)

軽自動車は今、燃費向上戦争の真っただ中。その中でも、軽ハイトワゴンクラスは軽自動車の中で最も注目されるカテゴリーです。今回は、軽ハイトワゴンの燃費向上の歴史を紐解いてみましょう。

MOVEとワゴンRの熾烈な争い

軽ハイトワゴンの燃費競争は、そのままMOVEとワゴンRの2強の戦いと言えます。燃費向上の歴史を表にしてみました。

軽ハイトワゴン 燃費向上の歴史(単位:km/L)
MOVE ワゴンR
10・15燃費 JC08燃費 10・15燃費 JC08燃費
2002年10月 19.2
2003年09月 20.0
2004年12月 19.2 20.0
2005年09月 21.0
2006年10月 21.0
2007年05月 21.0
2008年09月 22.0
2008年12月 21.0
2009年10月 22.0
2009年12月 18.4
2010年05月 22.0
2010年08月 22.0
2010年12月 25.0
2011年11月 30.0 27.0
2012年09月 28.8
2012年12月 29.0
2013年07月 30.0

この表を見ると、2010年あたりから急激に燃費が向上している様子がわかります。2002年10月に19.2km/Lであったのが、2010年まで8年間かけて僅か2.8km/Lしか向上していないのに、2010年から2013年の3年間では一気に8.0km/Lも向上しています。いかに今の燃費競争が熾烈かということがわかりますね。

もう一つ気づくのは、MOVEが2010年12月・2011年11月と一気に燃費向上していますね。10・15モードで実に8km/Lもの燃費差があるわけですが、この時期の販売台数を見てみると、これだけ差があるにもかかわらず販売台数はワゴンRの方が上なんです。ワゴンRのブランドがいかに強いかというのがよくわかりますね。

なお、MOVEはその後、2013年1月からワゴンRを追い抜いて、軽ハイトワゴンNo1の座に着きました。ただ、これは2012年年末のマイナーチェンジで搭載したスマートアシストの効果が大きいと思われます。今年7月のマイナーチェンジでワゴンRにも同等機能であるレーダーブレーキサポートが搭載されたため、これからは一進一退の攻防が続くでしょう。

いずれにしろ、消費者としてはMOVEとワゴンRが競り合ってくれてるおかげで良いクルマを安く買うことができるんですよね。ダイハツ&スズキの方々、ありがとうございます!

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