八千代工業ってこれからどうなっちゃうんだろ。。。

twitterを見てたらこんなニュースが回ってきました。
八千代工業、軽自動車製造工場を建設する予定だった用地をホンダに売却…完成車保管場所に利用 | レスポンス

これをきっかけに八千代工業のことを色々と見てみたら、ちょいと悲しい気持ちになりました。

目次

工場建設を中止。。。

軽自動車製造工場を建設予定だったのを中止して売却。その土地を買ったホンダが車庫として使う。うん、まあ、いいんですよそれは。ホンダは八千代工業の親会社だからね。子会社のピンチを救うのは偉い。

でもね、このページの「製品ラインナップ」を見てみて下さいよ。
完成車/福祉・特装車|製品情報 - Yachiyo 八千代工業株式会社

八千代工業が作っている完成車は、ホンダの軽自動車。車種はライフとバモスとアクティバンとアクティトラック。

化石車種ばかり。。。

・・・この車種って、ここ10年くらい全然進化していない車種じゃないですか。ホンダの軽っつったらここ2年位はN-BOXにN-ONEにN-WGNって大爆発じゃないですか。でも、それらの車種は一切八千代工業に出してないんですよ。調べてみたら、それら3車種はホンダ自前の鈴鹿製作所で生産しているようです。

古い古い化石のようなクルマを生産し続けている八千代工業。その技術者たちの気持ちを想像すると、なんだか可哀想になります。技術者だったら、華やかな最先端の車種に携わりたいはず。でも、そーいういいとこはぜんぶ親会社であるホンダが持ってっちゃって、自分たちは毎日同じ仕事を繰り返す毎日。それが資本主義なんだっつえばそうなんでしょうが、なんかちょっとね。悲しいよね。

生産台数半減!!

そんな古い車種ばかりを生産しているためか、2013年3月期の決算説明によると、2013年3月期の完成車生産高は610億円。前年度の1103億円から44.8%減です。利益が44.8%減じゃないですよ。売上が44.8%減です。なんと恐ろしい。

冒頭のニュースに戻ると、「軽自動車製造工場の予定地だった土地を売却」って内容じゃないですか。それって、きっとN-BOXとかN-ONEとかN-WGNとかを、当初は八千代工業が作る予定だったってことなんだと思うんですよ。すぐそこまで来ていた最先端の華やかな仕事を親会社に持って行かれちゃって、自分たちは毎日同じ仕事の繰り返しのまんま。そして急激に業績悪化。なんと悲しい運命。

もちろん、八千代工業にやらせなかったのはホンダがイジワルしてるわけではないとは思います。それなりの経済的理由があるはず。でも、凡人サラリーマンの私としては子会社の悲哀の方に目が向いちゃいますねー。下請けって辛いよね。俺だって辛いことたくさんあるよ。しくしく。

一筋の光か?

ただ、直近の業績は為替の動きもあり上向きのようです。
八千代工業、為替差益や原価低減で大幅増益…2013年4-12月期決算 | レスポンス

なんとか良い業績を残して一皮剥けて欲しいですね。ホンダを食っちゃうくらいにでっかい良い仕事を期待しています!!

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