デイズルークス&eKスペースにはバッテリーアシストシステムがついていたのだ!

華々しくデビューしたデイズルークスeKスペース | MOVE ABOUT。様々なアピールがなされていますが、重要な装備なのにあまりアピールされていないものがあります。それは「バッテリーアシストシステム」。

スズキ・エネチャージみたいなやつ

なんと、デイズルークス&eKスペースにはスズキ・エネチャージとほとんど同じ仕組みである「バッテリーアシストシステム」が組み込まれているというのです。下記ニュースサイトで初めて知りました。
エコカー技術:「DAYZ ROOX」と「eKスペース」は燃費26.0km/l、パナのニッケル水素電池を採用 - MONOist(モノイスト)

これまで色々と日産と三菱のサイトを見て回ってたのですが、今日まで気付きませんでした。私が注意力散漫だってのもあるんですが、日産と三菱もあんまりアピールしてないんですよね。スズキのエネチャージが発表された時にはそりゃあ大々的に宣伝されたもんですが、今回のデイズルークス・eKスペースではかなり小さな扱い。

なんでかなと考えると、やはり明らかに燃費が負けているからですね。これを書いている今現在の軽スーパーハイトワゴンの燃費を一覧にするとこんな感じです。

メーカー 車名 燃費
スズキ スペーシア 29.0km/L
ダイハツ タント 28.0km/L
三菱 eKスペース 26.0km/L
日産 デイズルークス 26.0km/L
ホンダ N-BOX 25.2km/L

デイズルークス・eKスペースは後出しジャンケンにもかかわらずクラス3位。明らかに負けです。負けちゃってるから、その負けてる燃費技術をアピールするのはちょっと気が引けたんでしょうね。

しかも、細かい話をすると、スズキのエネチャージに使われているのはリチウムイオン電池。デイズルークス&eKスペースに使われているバッテリーアシストシステムに使われているのはニッケル水素電池。両者を比べるとこんな違いがあります。

ニッケル水素電池 リチウムイオン電池
自己放電 多い 少ない
メモリー効果(劣化) 多い 少ない
重さ 重い 軽い
価格 安い 高い

要するに、ニッケル水素電池は安いけど性能としては劣るわけですね。システム全体としての性能も、おそらくエネチャージにはかなわないのでしょう。

う~ん、エネチャージ的な装備がついてて燃費26.0km/Lですか。スペーシアの29.0km/Lには程遠い。タントの28.0km/Lとも2.0km/Lの違いがあるし、何よりタントにはエネチャージ的な装備ナシでこの燃費を叩き出していますから、デイズルークス&eKスペースが負けているのは明らかですね。

残念感が漂いますね。もちろん現場の技術者の方々は頑張ってるんだろうけどね。スズキ&ダイハツの燃費技術にはかなり負けてる現実がまた見えてしまいました。ここから巻き返すの大変だろうなあ。

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