アイシン精機のドアスタビライザーは地味にすごいらしい

東京モーターショー2013について色々書いておりますが、今回はアイシン精機のドアスタビライザーについて書きたいと思います。

これだけ?

地味すぎてうまく表現できません。動画を撮ったので、それを見てもらうほうが早いと思います。とりあえず見てみて下さい。

この、スライドドアとピラーとの間に挟まれる部分の、横にスライドする金具。これが、アイシン精機が誇るドアスタビライザー。地味だねー。
DSCN4793

なんでも、従来のクルマのスライドドアとピラーの間には何もない空間が存在しており、それがボディ全体の剛性を低下させていたんだとか。ま、そりゃそうですよね。普通のスライドドアはカギ爪で引っかかってるだけなので、ガタつきがあります。ガタつきがあれば剛性が下がり、レスポンスも燃費も低下すると、そういうわけですね。

そこに目をつけたのがアイシン精機。動画で見ていただければわかる通り、絶妙な厚みの金具を挟み込む形にして、そのガタつきを解消したわけです。
DSCN4791

クルマの技術って、もう行き着くとこまで行ってるんじゃないのってイメージがあったんですけど、こういう細かい穴みたいなのもまだあるんですね。ビックリしました。あんまり小さすぎる穴なので、ニッチすぎて攻め込む価値がなかったのかもしれませんね。昨今の燃費競争の過熱によって、こういった小さな部分も注目されるようになったのだろうと思います。

こういう、ちっちゃくてみんなが見過ごしていたような弱点を潰していってくれるのはなんか嬉しいです。少しづつ着実に進歩している感じがするじゃないですか。まだまだクルマは進化するんだね!!

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