タカタエアバッグ問題収束せず、車両にも問題か?
タカタエアバッグ問題は、まだ収束しておらず、原因もまだ特定できていないようです。今回のニュースは調査が進展したのかも知れない情報。
そもそもタカタエアバッグ問題って?
そもそもタカタエアバッグ問題ってなんだっけ?って人はこちらを読んで下さい。エアバッグが異常に強く破裂して金属片が飛んできて人に突き刺さって死亡例まで出ている問題です。
複数の機関が調査
現状、タカタエアバッグ問題は、2つの組織によって調査されています。エアバッグ製造元のタカタが依頼しているドイツの研究機関と、タカタのエアバッグを最も多く使用しているホンダが依頼しているアメリカの研究機関。そもそも2つの組織で平行して調査されてるのって異例なことなんだけど、事故が起こってからもうそろそろ1年が経とうとしている現在、本来は製造元のタカタが責任を持つべき問題なんだけど、ホンダがしびれを切らして独自にアメリカの研究機関にも依頼したんだよね。
車両に問題があることを示唆
で、今回のニュース。タカタが依頼した研究機関の発表によれば、このタカタエアバッグ問題は、「車両に問題がある」ことを「示唆」したというもの。
日本ではあまり大きなニュースになっていませんが、これまで、この問題では主にアメリカでタカタは叩かれに叩かれまくっていました。しかもタカタ自身もあまり調査に協力的ではなかったところもあったようで、火に油を注いでいた形。
でも、今回の「示唆」が本当だったとすれば、ある程度わかるハナシになります。タカタとしては製品に自信を持っていた。そして、エアバッグの異常破裂の原因はホンダ側の取付工程にあった・・・と。それならば、タカタ側を調査しても何も出てこなかったというのは筋が通ります。
今のところ「示唆」だけのようですが、これまである意味被害者だったホンダに原因があったとすれば、事態は大きく動きます。
このタカタエアバッグ問題、本当に長引いているので、一般ユーザの私としては「誰の責任でもいいから早くハッキリしてよ!!」って感じです。タカタとホンダとしては気が気じゃないだろうけどね。。。
いずれにしろ、なんとか早く解決して欲しいです!