ウェイクvsハスラー 徹底比較!

今回は、ダイハツ・ウェイクとスズキ・ハスラーの装備を比較してみたいと思います!どっちも「道具感」が強い車種でイメージ的には割とかぶると思うんですよね。でも外形は結構違うと思うんですよ。なので比べてみました。

目次

価格

まずは価格。当然、グレードによって価格は大きく変わるわけですけど、まずはウェイクの売れ筋グレードと思われるL"SA"をピックアップしました。ウェイクのL"SA"の価格は156.6万円。で、ハスラーもそれと同じくらいの価格のグレードを選ぼう・・・とおもったら、ハスラーの場合はそんなに高いグレードがそもそもない。しゃーないので2WDで最も高いXを取り上げることにしました。というわけで、こんな感じです。

価格 ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
価格 156.6万円 140.8万円

基本性能

基本性能。

基本性能 ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
全長×全幅×全高 3395×1475×1835(mm) 3395×1475×1665(mm)
室内(全長×全幅×全高) 2215×1345×1455(mm) 2160×1295×1250(mm)
ホイールベース 2455(mm) 2425(mm)
車両重量 1000(kg) 800(kg)
最小回転半径 4.4(m) 4.6(m)
燃料タンク容量 36(リットル) 27(リットル)
JC08モード燃費 25.4(km/L) 29.2(km/L)

まず、ウェイクは背が高い。全高が1835mm。対してハスラーは1665mm。その差は170mm。17cmも違います。これはえらい違い。室内全高に至っては、ウェイクが1455mmに対してハスラーは1250mm。実に20.5cm差。すげえ違いだ。

また、ウェイクは重い。実に1000kg。対してハスラーは800kg。20%減ですよ。全然違いますねこりゃあ。

あとハスラーは燃費がいいですね。ウェイクの25.4km/Lに対してハスラーは29.2km/L。道具感の強い車種にとってはあんまり重要じゃないところだとは思いますけどね。やっぱり燃費はイイに越したことはない。

安全装備

安全装備。
:標準装備 :オプション装備

安全装備 ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
運転席エアバッグ
助手席エアバッグ
サイドエアバッグ -
カーテンエアバッグ - -
ニーエアバッグ - -
バックカメラ
頸部衝撃緩和ヘッドレスト -
ABS  EBD付きABS( EBD付きABS(
自動ブレーキ
レーンアシスト - -
駐車支援システム
横滑り防止装置 
トラクションコントロール
ダウンヒルアシストコントロール  -

道具館の強いこの2車種。安全性はちょっと後回しなんじゃないかなあと思ったんですが、意外と充実してましたね。ウェイクなんかサイドエアバッグまで付けちゃって、なかなかイイ感じです。

比較としては概ね拮抗してますね。ハスラーは一番下のダウンヒルアシストコントロールが大きなウリになってます。オフロードの下り坂を安全にゆっくり走るための装備です。この点、ウェイクとハスラーの性格の差が大きく出てますね。

快適装備

快適装備。
:標準装備 :オプション装備

快適装備 ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
エアコン・クーラー オートエアコン( オートエアコン(
カーナビゲーション - -
カーテレビ 地上波デジタルテレビチューナー( 地上波デジタルテレビチューナー(
情報通信系装備 - -
AM/FMラジオ
カセットテープ - -
CD -
MD - -
HDDオーディオ - -
DVDオーディオ -
AC電源 - -
ステアリングヒーター - -
前席シートヒーター
後席シートヒーター - -
空気清浄機 - -
抗菌仕様 - -
消臭加工 - -
防水加工 -

はい、快適装備はオプションばっかり。オーディオ類は全部オプションにして見かけの車両価格を安くするってのが現代の軽自動車のスタンダードになっちゃってますからね。これは悪しき風習かな。ま、逆に言えば買い手が自由に選べるから良いっちゃ良いんだけどね。

表の一番下、ウェイクは防水仕様になってますね。ハスラーが防水仕様になってないのはちょっと意外でした。オフロードシーンを強く想定してるんだから、泥汚れ除けとしての防水仕様は必要性が高いと思うんですけどね。オプションでも選べないんだなあ。ちょっとチグハグな印象。

インテリア

インテリア。
:標準装備 :オプション装備

インテリア ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
パワーウィンドウ
フルフラットシート - -
チップアップシート - -
本革シート - -
フロントベンチシート
シートリフター -
シートポジションメモリー機能 - -
運転席パワーシート - -
フロント両席パワーシート - -
2列目シート 分割可倒 分割可倒
床下ラゲージボックス
エンジンスタートボタン
キーレスエントリー

ここはだいたい同じですね。両方とも「フルフラットシート」にならないんですね。道具感のあるクルマとしてはちょっと意外。まーウェイクの場合はフルフラットとは呼んでないけど車中泊モードがあるんでフルフラットみたいなもんですけどね。

エクステリア

エクステリア。
:標準装備 :オプション装備

エクステリア ウェイク L"SA" ハスラー X
型式 DBA-LA700S DBA-MR31S
大型ガラスルーフ  - -
サンルーフ  - -
ルーフレール -
マグネシウムホイール - -
アルミホイール
片側スライドドア - -
両側スライドドア -
片側電動スライドドア -
両側電動スライドドア -
ドアイージークローザー -
ディスチャージドランプ  -
フロントフォグランプ
リアスポイラー -
ローダウン - -
UVカットガラス
プライバシーガラス

ここはウェイクが充実してるように見えるけど、ウェイクは後席がスライドドアだけどハスラーは普通のヒンジドアっつー違いがあるのでなんとも言えないっすね。もちろんスライドドアに大きなメリットを感じる人は多いと思いますけど、なんというかそもそもの方向性が違う感じがします。

総評!

で、総評。えーと、今回は「道具感」というキーワードでウェイクとハスラーを取り上げて比較してみたわけですけど、この2車はかなり性格の違うクルマですね。なんというか、ウェイクは「真の道具」として様々なモノを積める感じがしますけど、ハスラーはなんというか「道具感」はあるけど、じゃあ何ができるのっつーと特段「コレが積めます!!」ってのがない。ダウンヒルアシストコントロールが付いてるのでオフ車としての機能は高いと思うけど、それって「道具」か?っつーとそうでもない感じがする。走破性を楽しむ「娯楽車」のような感じか。

なので、「真の道具」を求めるならウェイク。オフロードの走破性を求めるならハスラー。という棲み分けになるんだと思います。あ、あとハスラーは外観に惚れる人も多いでしょうね。もちろん、そういう選び方もアリだと思います。ハスラーの可愛さはオンリーワンだと私も思いますよ。

このウェイク・ハスラーを買う前に今乗っている車の買い取り金額を知りたいという方は、私が以前書いたガリバーにウチのMOVEを査定してもらったぞ!の記事もどうぞ。今乗ってる車がいくらで売れるかわからないと予算が組みにくいですからね。新型車は発表直後に注文が集中しますから、少しでも早く手に入れるために、今の車を査定に出していくらで売れるか確認しておきましょう!