スズキの「新燃費スペシャル車」なんてホントに出るの?

今月号のマガジンXに「スズキが新しい燃費スペシャル車」を開発しているらしい、という情報が書いてありました。

出す必要ないでしょ

これ、かなりマユツバな情報ですよね(笑)。だって、スズキの「燃費スペシャル車」って、既に存在するじゃないですか。そう、アルトエコ。
Suzuki_Alto_Eco_front_2011_Tokyo_Motor_Show
画像原著作者:Morio引用元ページ

今回のマガジンXの情報は、このアルトエコとはまた別の燃費スペシャル車が出るっていうんです。その理由は、アルトエコがあまり売れなかったから。売れなかった原因を、スズキとしては「投入方法が良くなかった(宣伝面?)」と認識しているようで、別車種として投入するということです。

これ、どこまで意味がありますかねー。アルトエコとは違う意味付けをした燃費スペシャル車って実現可能でしょうか。すでにアルトエコに技術の粋を結集させているわけでしょう。開発は相当厳しいですよね。

マガジンXの紙面上では、「現行アルトエコ&アルトのルックスは完成度が高い反面、乗る人を選んでしまう側面もある」と記述されていました。これは確かにそうかもね。あのデザインは確かにちょっと万人ウケはしないかも。ミライースの方が普通な感じがしますよね。

もう一つ、これは私の意地悪な考えですが、アルトエコの20Lガソリンタンクを変えたくないからなんじゃないかな?という気もします。詳しい方はご存知の通り、アルトエコのガソリンタンクは20Lしか入らない。しかも、次に小さいのはスズキワゴンRの27L。ダントツの小ささなんです。しかもしかも、アルトエコの20Lタンクは、30Lのタンクに仕切り板をつけただけのシロモノ。カタログ燃費のために実用性を犠牲にしていたわけです。

この20Lタンクは大不評なわけですけど、今年2月にマイナーチェンジして車体重量が減ったので、もう30Lタンクに戻してもカタログ燃費への影響はほぼありません。でも、20Lタンクのままでした。これは、最初に20Lタンクで出してしまったがために「20Lタンクで十分なのだ!」という立場を崩せないから、メンツを守るために変えなかったんじゃないかなあと私は感じてます。

でも販売の現場では20Lタンクは大きなネックになっているはずなので、メンツを守りつつガソリンタンクをまともな容量にするためには新車種を作っちゃうって形しか取れなかったんじゃないかなと。そんな風に私は考えてます。

やっぱり意地悪かな?でも、あの20Lタンクは良くない商売のしかただなと思っちゃいますねー。

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