エコクールを本当に開発したのはどこの会社?

新型ワゴンRに搭載されたエコクール。スズキは誇らしげにこのエコクールをアピールしていますが、実はこのエコクールを開発したのはスズキではないようです。

スズキの、新型ワゴンR発売のニュースリリース。
スズキ株式会社 四輪製品ニュース 2012年9月6日 スズキ、新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」を発売

ここにもエネチャージとエコクールのことが書いていますが、エコクールは「初めて搭載」という書き方をしています。どこにも「開発した」とは書いていません。

このエコクール、実際に開発したのは自動車部品メーカーのデンソーのようです。
デンソー、新型エバポレーターを開発~アイドルストップ中でも車室内の温度上昇を抑制、快適性を向上~|デンソー

上記のデンソーのニュースリリースには「エコクール」という名前は出ていませんが、「本製品は、スズキ株式会社より9月6日に発売されたワゴンRに搭載されています。」と記述されています。明らかにエコクールのことですね。ということで、エコクールを開発したのはデンソーということで間違いなさそうです。

もちろん、他社の高い技術を買って、自分の会社の技術と組み合わせて良質な製品を作るのは良いことだと思います。けど、エコクールに関しては思いっきりデンソーの技術を使ってるんだから、スズキのニュースリリースにも「デンソー社の協力もあって実現した」とかって感じのことを書いても良いんじゃないかなあ?と思います。新型ワゴンRのウリの技術はエネチャージとエコクール。その片方が、丸々他社の技術を買ったものなんですから。

アルトエコの件もあり、最近の私はスズキにネガティブな印象を持っちゃってます。もちろん悪い会社じゃないと思うけどね。でも、なんだかモヤモヤします。。。

エコクールを本当に開発したのはどこの会社?” に対して2件のコメントがあります。

  1. DTS5.1チャンネル より:

    相変わるず反スズキ派は、みみっちいあら捜しに余念がありませんね。
    あなたの主張は韓国企業の成長に対しネット右翼が、「どうせ部品や技術は
    海外製だろ!!」とイチャモンをつけるのに良く似ていますね。
    社外品だろうがなんだろうが、韓国企業の躍進もスズキの環境技術の進歩も
    ゆるぎない事実です。
    あなたはダイハツの支持者のようですが、ダイハツが出来なかった事をスズキが
    成し遂げた事の対する一種の負け惜しみなんでしょうか?

    それをいうなら例えばハイブリットカーの心臓部であるバッテリーも
    殆どの場合、外部の部品メーカーから調達してるわけで、それをメーカーは
    いちいちカタログにまで載せているんでしょうか?ホームページにも記載してる
    でしょうか?自分が調べた限りバッテリーが社外品であることをはっきり示し
    ている部分はありませんでした。

    大体車というのは、ほとんどの部品を外部の部品メーカーに発注し集めて
    組み立てているだけです。
    いちいち外部の素材を使用していることを明記しなければならないとすれば、
    「タイヤはブリジストン製です」とか「ランプは小糸製作所製です」とか、
    一つ一つの部品に説明をしなければならない話になる。
    せめてこういう所もあわせて取り上げれば、あなたの主張もそれなりに筋が
    通ったと思いますが、これを無視、または気づかないのであればスズキ攻撃の
    材料として鬼の首を取ったつもりが、逆に自分の無知さ、浅はかさ、そして
    ダブルスタンダードぶりを露呈しているだけだと思います。

    もちろんあなたがスズキを毛嫌いするのは全くの自由だし、正当な批判であれば
    喜んで(一スズキファンの立場として)受け入れますが、このような不当で
    的外れな攻撃に対しては、厳しく反論するしかありません。
    それからアドバイスではないが、スズキを批判するならこんなせこいあら捜し
    ではなく、例えば旧態然とした企業体質とか、経営方針のブレだとか、
    そっちの方がよほど批判としてはまともだと思います。

    1. ブログ主 より:

      うーん、確かに仰る通りかもしれません。クルマは多くの企業の技術の集合体ですもんね。他社の技術を買うことが悪いことなら、全てが悪いことになっちゃいます。

      私が浅はかでした。素直に謝ります。ごめんなさい。

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