ジヤトコの7速ATのメカっぷりに惚れる!
東京モーターショーのジヤトコのブースでCVTカットモデルを見てきたわけですが、その脇には中・大型車用7速ATのカットモデルもありました。これがまたなかなか目を惹く逸品でした。
7速AT!
7速AT。7速ってすごいですよね。ウチのMOVEは4速AT。7速になったからっつっても法定最高速度は100km/hなわけだし、3速増えた分がそのまんま高速度域をカバーしているわけではないんだと思います。でも7速。細かく変速してくれるんでしょうな。
主な搭載車種はフェアレディZ、スカイラインクロスオーバー、スカイラインクーペ、スカイラインセダン、FX50、パトロールが載っていました。軽自動車と比べるとさすがに走りそうな車種ですが、バリバリのスポーツ車ではないですよね。いや、フェアレディZはスポーツ車か?すんません、軽自動車以外のことはよくわかりません(笑)。
どこがどう動くのかはわかりません。わかんないんですけど心惹かれます。
この歯車感が本当にいい。すごくいい。閉幕の20時まで数分しかなかったのが悔やまれます。ずっと見ていたかった。
しかしこの7速AT、かなりでかかったです。幅で1m弱くらいありました。直径は40cmくらいかな。前回の記事に書いたCVTカットモデルと比べるとパっと見で倍くらいの大きさに感じました。たぶん、CVT化は変速がなめらかなことだけではなく、軽量化の面でも燃費向上に寄与しているんだと思います。その意味では、このメカメカしい7速ATは段々と時代遅れな存在になっていくのかもしれません。高トルク(高負荷)に耐えられさえすれば、軽くて変速ショックの無いCVTにした方が経済優位性は高いわけですからね。
私もこのカットモデルを見るまでは、ATなんて時代遅れで無用の長物だと思っておりました。でも、これを見ると美しさを感じましたねー。性能だけで言えばCVT一色の時代になっていくんだろうけど、このメカっぷりを感じられるATにも畏敬みたいな気持ちを持ちました。これから消えては行くんだろうけど、クルマの一時代を背負っていた存在。それがAT。
このカットモデル、10年前に見れてれば良かったなー。さっきも書きましたがウチのMOVEは4ATなので、「CVTうらやましい!ATウザい!」としか思っていなかったんですよ。これを見てれば、AT車でも楽しく乗れてたかもしれません。
もうウチのMOVEは10年目で老い先短いクルマだけど、ほんの少し愛着が増えました。少しでも長く乗って行きたいです!!