軽スーパーハイトワゴン 実燃費が良さげなクルマはこれだ!
以前、軽ハイトワゴン 一番軽い、実燃費が良さげなクルマはこれだ!って記事を書きましたが、同様に軽スーパーハイトワゴンについても書いてみようと思います。
実燃費は結局、車重で決まるでしょ
カタログ燃費はあくまでカタログ燃費でしかなくて、ユーザとして重要なのは実燃費なわけですが、その実燃費はユーザのクルマの使い方によっていくらでも変わるわけで、比較は難しいです。ですが、一般的に燃費に最も影響を与えるのは車重です。クルマの重さこそが燃費に一番影響します。重ければ重いほど、動かすには多くのエネルギー、つまりガソリンが必要です。
そんなわけで、軽スーパーハイトワゴンの3車種を並べて重量を比較してみました。これです。
スペーシア | タント | NBOX | |
---|---|---|---|
カタログ燃費 | 29.0km/L | 25.0km/L | 24.2km/L |
重量 | 840kg | 920kg | 980kg |
最廉価価格 | 122.85万円 | 122万円 | 126万円 |
等価慣性重量 (カタログ燃費測定時負荷) |
910kg | 1,020kg | 1,130kg |
等価慣性重量 負荷の比 (スペーシアを1とする) |
1 | 1.12 | 1.24 |
スペーシア、クッソ軽い。激軽。これは圧倒的。個人的にはスズキよりダイハツの方が好きなのですが、これは圧倒的にスペーシアの勝ちと言わざるを得ませんねー。2番手のタントと、実に80kgもの差があります。スペーシアのカタログ燃費は、少なくとも軽スーパーハイトワゴンの中で見れば「本物」と言っていいと思います。
また、これだけ重量に差が出ているのを見ると、新型タントがピラーレスという特徴を捨てて軽量化を図ったのもわかる気がします。ピラーレスも大事だけど、ここまで差が付いてると車重も大事ですね。ただ、軽量化するなら肝心の燃費でスペーシアを上回って欲しいところですが・・・。
NBOXはその点、重量&燃費は気にせず広々とした座席を大事にしているようですね。正しいと思います。なんせ、この燃費でも2012年度軽自動車売上No1ですからね。
そんなわけで、軽スーパーハイトワゴンの実燃費No1は、おそらくスペーシアですね。それにしてもこう見ていると、これまで快調に売れてきたタントの行く末が心配になります。どうなっちゃうんだろ。