VICSの種類と違い

ウチのMOVEにつけてるカーナビはFM-VICS(FM多重放送)の機能がついてます。VICSっつってもよくわからない人も結構いるかもしれませんね。渋滞や事故での通行止め等の情報を受け取る機能です。そろそろ次のナビを買おうかなと思い始めたので、ちょっと勉強してみました。

3種類のVICS

まず、VICSには3つの種類があります。私のナビについてる「FM多重放送(FM-VICS)」と、「電波ビーコン」、「光ビーコン」です。特徴を挙げるとこんな感じ。

FM多重放送
(FM-VICS)
電波ビーコン 光ビーコン
コスト 安い
(多くは本体付属)
高い
(多くは別売り)
リルート
(渋滞回避等)
しない する
提供場所 どこでも 主に高速道路 主に一般道
提供情報範囲 県単位 進行方向
200km~1000km
前方30km
後方1km
情報の鮮度 悪い 良い

まず、FM多重放送のVICSは安いので、いわゆるポータブルナビみたいな安いナビにも割とついてます(もちろんついてないのもたくさんあります)。これは、FMラジオのこなれた技術を使っているからとのこと。ありがたい点ですね。そして最大の欠点は、リルートしてくれないことです。ナビが渋滞情報を受け取ってんだからリルートしてくれても良さそうなもんですが、これはFM多重放送のVICSの仕様として決まっていることだそうです。なんか利権の匂いがプンプンしますねー。また、情報の鮮度も他の2種類に比べて劣るようです。

電波ビーコンと光ビーコンは一緒に説明しましょう。これらは道路上に設置された発信機からの情報を受け取るようになっています。電波ビーコンは主に高速道路で、進行方向1000km程度の情報を取得。光ビーコンは主に一般道で、進行方向30kmと後方1kmの情報を取得。コストは高く、多くは別売りになっています。情報の鮮度は良いようです。

これを調べてだいぶゲンナリしました。なんでFM-VICSの情報ではリルートしてくれないのか。システム的には十分に可能なはずです。これは絶対に利権・・・ではないかもしれませんが、何らかの理由で電波ビーコン・光ビーコンを優先させたいんでしょうね。

でも、やっぱり利権なんじゃないかなあ?だって、電波ビーコンと光ビーコンは鉄塔をたくさん立てる必要があるじゃないですか。その仕事を作りたいがために、FM-VICSを低機能化してるんじゃないのと。私はそう思っちゃいますねー。

ま、ホントのところはわかんないですけどね。でも歪んだ構造になってるのは間違いないよね。

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