日本自動車工業会の燃費パンフ、割と正直で良いね。

日本自動車工業会が、燃費に関する啓発のパンフレットを公開してました。
気になる乗用車の燃費~カタログとあなたのクルマの燃費の違いは?~
上記のカタログには、例えば「実際の燃費はカタログ燃費の2割減が目安」ということが書いてあります。

「実際の燃費はカタログ燃費の2割減」

日本自動車工業会って、まあ要するに自動車の業界団体ですね。自動車業界の利益が最も大事なはずの業界団体が「ホントの燃費はカタログ燃費より低いんだよ!」っていうのを啓発するパンフレットを出すっていうのはなかなか勇気のいることだったんじゃないかと思いますが、まあそれなりに自浄機能が備わってるということでしょう。健全だと思います。

ただ、実燃費とカタログ燃費に大きな差を感じるユーザがたくさんいて、苦情がいっぱい上がってきているのも事実なんでしょうね。私も新型ワゴンRの時速13km以下でのアイストとかにはかなり冷やかな目を送っちゃいます。もちろんene-chargeとかの技術はすっげーなと思いますけど、あまりに高い速度からのアイストは実燃費を下げるってのは素人目にもわかります。

また、こうやってカタログ燃費と実燃費との乖離を業界団体が問題視しているという態度を示せば、各メーカーも虚しいカタログ燃費競争をやめてくれるんじゃないかっていう期待もあるのかもしれません。もっと言えば、自動車メーカー自身も、もうカタログ燃費競争はやりたくないって思っているんじゃないかなあとも思いますね。

私は個人的には、もうそろそろ燃費競争は一段落していいんじゃないかなあと思っています。これを機会に、安全性能の向上とか、価格を安くするとかって方向に頑張って欲しいです!

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