タカタエアバッグ問題発覚後の豊田合成の株価推移

タカタエアバッグ問題について色々書いておりますが、ちょっと今回はタカタのライバルメーカーの業績について調べてみました。豊田合成です。

株価1.5倍増

豊田合成は、その名の通りトヨタ系の自動車部品メーカー。特に「布系」が強いらしく、エアバッグも主要事業の一つです。シェアが何%かも調べてみたんだけど情報が出てこなかった。ただ、東京モーターショーなんかではエアバッグをこれでもかってくらい展示していたので、主力商品であることは間違いないです。

で、豊田合成の株価推移はこちら。
豊田合成(株)【7282】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

タカタエアバッグ問題が発覚した2014年夏頃は株価2000円くらいになってます。そして、それがかなり大きな問題になっていることがわかってきた秋からグングン株価は上がり、2015年6月頃には3000円を突破。実に1.5倍以上です。これを書いている今現在はそこから少し値を下げて、2750円くらいになってます。

株価1.5倍ってすごいことです。小規模な上場会社だったらそのくらいの値動きはしますけど、豊田合成は東証一部上場、しかも時価総額3600億円にものぼる大型株。そんな大企業の株価が一年もしないうちに1.5倍になるってのはなかなかお目にかかれない感じがします。

裏を返せばそれだけタカタのエアバッグのシェアが大きく、偉大だったということですかね。豊田合成はトヨタ系なので他社との連携は難しいところもありそうですが、ここは自動車業界全体のことを考えてもらって、タカタがダメになった時にはホンダや日産にもエアバッグ供給をお願いしたいところです。