2015年1月・2月の軽販売台数トップはN-BOX!地力の勝利か

エブリィNV100クリッパーのモデルチェンジにうつつを抜かしている間に月日は流れ、既に2015年3月。ちょっと我に返って軽自動車新車販売台数速報を見たらビックリ。2015年1月・2月はN-BOXが首位だったんです。

あんな冴えないマイナーチェンジだったのに・・・

ホンダ・N-BOXといえば、新型N-BOXはヤル気なし、ホンダは大変な時期だからしゃーないかって記事を書いた通り、先月2月の頭にマイナーチェンジしたんだよね。それもすんげー期待はずれな内容の。いや、最初から一切期待させていなかったかもしれない。ひっそりとしたマイナーチェンジでございました。

しかしこうやって売れている。2015年1月・2月の販売台数上位5車種は以下の通り。

    2015年1月 2015年2月
メーカー 通称名 順位 販売台数 前年同月比 順位 販売台数 前年同月比
ホンダ N-BOX 1 18643 119.9% 1 20223 110.3%
日産 デイズ 2 16824 119.6% 2 18825 91.0%
ダイハツ ムーヴ 3 12575 89.4% 4 14459 90.1%
ダイハツ タント 4 12476 55.5% 3 17955 77.5%
ホンダ N-WGN 5 10177 57.0% 5 11950 62.1%

驚くべきは2015年1月のN-BOXの前年同月比。つまり去年、2014年1月と比べてどんくらい売れたの?ってことですね。実に119.9%。これってすごいことですよ。だって、2015年1月はまさにマイナーチェンジ直前の超絶閑散期。その閑散期で前年同月比が100%以上ってものすごいことだと思います。

もちろん、N/(N-BOXスラッシュ)が2014年12月に発売された影響は大きいと思いますが、そうは言っても同じN-BOXの仲間なわけで、N-BOXとN-BOXスラッシュは需要を喰い合う運命にあります。そんなに爆発的な売上増は見込めないんじゃないのって感じが私の中ではありました。

それに対して、1月4位のタントのていたらく。前年同月比55%ですよ。半分ですよ。なにやってんのタント。

あとは、N-BOXの地力を垣間見た気がしますね。結局、N-BOXは強いんですよ。イメージいいもん。さすが、爆発的ヒットを飛ばしただけある。現代の軽スーパーハイトワゴンの人気は、ダイハツ・タントが切り拓き、ホンダ・N-BOXが大きく裾野を広げたからこそです。

スズキvsダイハツ、どうなるんかなあ

こうして見てみると、この2014年度の販売台数トップを何が何でも取るぞーって気、実は思ったほどではないのかもしれないな、ダイハツとスズキは。未使用中古車がダブつきまくり!スズキ対ダイハツ超乱打戦!って記事を書きましたが、そっちに書いたほどの勢いの乱打戦ではないのかもしれません。

もちろん、この3月でどうなるかはわかりませんけどね。買い手の私としては乱打戦を期待しますー!