アイドリングストップで燃費アップは本当にお得なのか？

ベストカーを見ていたら、日産Dayz・三菱新型eKワゴンについての記事で、「アイドリングストップ付きは燃費29.2km/Lで112万円、アイドリングストップ無しの廉価版は燃費23.4km/Lで105万円」という記述がありました。アイストの有無でそんなに燃費が変わるのか～と思ったわけですが、そこで気になったのが、どっちを選んだほうがお得なのかという点。

もちろん燃費は良いほうがいいけど

アイスト付きの方が燃費がいいのでその分お得なのは間違いないですが、アイストで忘れちゃいけないコストがバッテリーのコストです。私はド素人なのでこないだ初めて知ったのですが、アイスト付きのクルマのバッテリーって格段に高いんですよね。なので、それを加味して判断しなくちゃならんと思ったわけです。

ただ、現状ではDayzも新型eKワゴンも発売されていないので適合バッテリーがどれかっつーのもよくわかりません。なので、今回は先代ワゴンRに適合するバッテリーで比べてみました。

まずはアイドリングストップ対応バッテリー。楽天で9480円送料無料でした。18ヶ月or3万km補償。

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次に、アイドリングストップ非対応のバッテリー。24ヶ月or4万km補償。2990円送料別。今回は送料は1000円と見積もって3990円として計算してみます。
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で、色々と計算してみると10年間のコストはこんな感じになりました。ガソリン代はリッター140円で計算しています。これ、サラっと書いてますが結構大変でした（笑）。

注目して欲しいのは、一番上の年間走行5000kmの行。アイスト車と非アイスト車で、10年間のコストは1万円そこそこしか違いません。燃費が29.2km/Lと言われると反射的に「すげー！」って思っちゃいますけど、実際のコストはそんなに違いませんね。特にあまり乗らない人にとっては。

逆に、年間4万km乗る人は・・・、まあそこまで走る人それほど居ないでしょうけど、計算上は、燃費が良いほうがガソリン代で50万円トクをする裏では、バッテリー代で8万5000円ほど多くの支出を強いられます。これは覚悟しておかないとちょっと痛いですね。

そんなわけで、ライトユーザーにとってはアイストによる燃費向上はそんなにメリットが無いんでは？というお話でした。