新型MOVEの「CVTサーモコントローラー」ってナニ?

去年の年末に発売された新型MOVEについて色々と書いてきましたが、一つ書き忘れてたことがありました。CVTサーモコントローラーです。

粘度の高いアブラ

CVTの内部はこんな画像で説明されることが多いと思いますが・・・、

引用元:ファイル:GearBoxRotRotVar.gif - Wikipedia

このプーリーとベルトが存在する空間は、CVTフルードと呼ばれるアブラで満たされています。このアブラを効率的に暖めることで粘度を軽減し、CVT内の摩擦を軽減するのが「CVTサーモコントローラー」というわけですね。


引用元:ムーヴ【ダイハツ】

ガソリン車にはエンジンという巨大な熱源がありますから、その熱を持ってくればCVTオイルなんかすぐに暖まっちゃいますよね。素人の私でも聞けば仕組みは理解できる、まあ、当然といえば当然の機能です。

今回、新型MOVEではこのCVTサーモコントローラを軸に燃費向上を果たしたわけですが、上記の通り発想としては突飛なものではないので、ライバル車にも簡単に搭載されちゃう気がします。あとはスペースとかコストとかの問題ですね。特に新型ワゴンRについてはグリーンテクノロジーで減速エネルギー回生を行っていて、コスト・スペース共に結構消費しているはずです。その意味では搭載するための難しさはあるかもしれません。

MOVE好きな私としてはワゴンRにはこの機能を搭載して欲しくありませんが(笑)、まあ、ワゴンRも似たようなことはやってくるでしょう。そうやって競争して技術が磨き上げられていくんですよね。どっちも頑張れ。そして、最終的にはダイハツに勝って欲しいです(笑)。

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