N-ONEのターボは、普通の人のためのターボ。
N-ONEには、普通の軽自動車と同様にターボの設定があります。でも、このN-ONEのターボは、走り屋のためのターボではないそうです。
普通の人のためのターボ
これまでの軽のターボといえば、クルマ好きの人、走りを追及する人のための「贅沢品」という側面が強かった。しかし、このN-ONEのターボのコンセプトは「普通車の走りを求める普通の人のためのターボ」という方向性があるそうです。
カタログにもこう書いてあります。
「ターボエンジンは、走り好きな人のもの。そう思っていませんか?」
「別に峠を攻めたりするわけじゃないし、普通に買い物とかレジャーとかにしか使わないけど、それでも軽はなんとなく不安・・・」という人は多いんだそうです。N-ONEのターボは、そういう人のためのターボ。「維持費の面で軽には魅力を感じるけど、軽は『走らない』からイヤ」。そういう声に応えるのが、N-ONEのターボなんだそうです。
六本木ヒルズでのイベントの時、開発責任者の浅木泰昭さんが、ハッキリとこう仰ってました。「N-ONEのターボは、1.3LのFitと同等の走行性能です。」と。これってすごいですよね。まず、排気量が倍のクルマと同等の走行性能を実現したのがスゴイ。更に、「Fitと同等」と、自社のクルマのニーズを食うような言い方で言い切ったのがスゴイ。
この走行性能を実現したのは、エンジンの力だけではありません。改良は多岐にわたりますが、最も重要だったのがボディの剛性。N-ONEの強力なエンジンに耐える、剛性の高いボディを今回、N-ONEのために開発したそうです。
費用の面では、「維持費の面で軽には魅力を感じる」というのは当然ですよね。ざっくりと費用を比較するとこんな感じです。
N-ONE | Fit | |
---|---|---|
車体価格 | 123万円 | 134万円 |
税金等(年間) | 21,190円 | 56,435円 |
毎年の税金の金額差が、N-ONEとFitでは3.5万円ほどあります。10年で言えば35万円。この35万円が大きいか小さいかの判断は人によると思いますが、「走り」のためにこの35万円を払ってきた人なら、今回、このN-ONEが登場したことで、その理由が一つ解消するわけです。
「軽はなんとなくイヤ」「なんとなく不安」といった気持ちを解消する、N-ONEのターボ。私は昨日ターボではないノーマルのN-ONEに試乗してきたんですが、それでも「あっ!ウチのMOVEとは明らかに違う!!!」と感じました。これまで軽自動車は眼中に入っていなかった人でも、N-ONEのターボは試してみる価値がありますよ。
このN-ONEの納期はとんでもなく長くなりそうです。なので、ホントに欲しい方は今すぐホンダのディーラーさんに行って予約するべきですね。更に、買うとなればいくら用意できるかというのも整理しなきゃいけませんから、今乗っている車の買い取り金額を知る必要があります。私が以前書いたカーセンサーに愛車一括見積もりを申し込んだ感想とガリバーにウチのMOVEを査定してもらったぞ!という記事がありますので、査定に出す時の参考にして下さい。早めの申し込みをオススメします!