ついに日本でも異常破裂 タカタエアバッグ問題

タカタエアバッグ問題で新たな事例があったようです。これまで異常破裂したエアバッグはアメリカでしか見つかっていませんでしたが、今月13日に日本で異常破裂の事例が発生していたとのこと。

ついに日本でも

ニュースソースはこちら。
「タカタ製」異常破裂…車解体時、金属飛び散る (読売新聞) - Yahoo!ニュース

上記ページによると、異常破裂があったのは2005年製の「フィット」で、廃車になってスクラップする前にエアバッグを人為的に破裂させたところ、エアバッグ内部の金属部品が飛び散ったそうです。

幸い怪我人は居なかったそうです。良かった。

しかし、しかしですよ。これまで、日本国内でもタカタのエアバッグはリコールされてきていましたが、それはあくまでも「調査リコール」であり、果たして日本国内のタカタ製エアバッグに不具合を抱えているものがあるのかどうかということは誰もが半信半疑であったと思います。

でも、ついに日本でも異常破裂が現実のものになってしまいました。これまでタカタは終始調査に及び腰で、去年の夏から秋頃に問題が発覚してから、日本国内でリコール拡大するまでに半年も時間をかけています。人が死ぬかもしれないのに、です。

まあ、冷静に冷徹に考えれば、このエアバッグ異常破裂によって死ぬ確率よりも、交通事故に遭って死ぬ確率の方がずっと高いのでしょう。だから、リコールが遅れたからといっても本質的には大きな問題ではないのかもしれない。それでも、気持ち的には安全のための部品であるエアバッグが原因で死ぬというのはやりきれない。だからこそ、実際にエアバッグで死んだ人が居るアメリカではタカタが激しく非難されているのです。

これからいよいよタカタエアバッグ問題は正念場を迎えるのでしょう。いずれにしろ、タカタには真摯な調査を期待したいです。