トヨタがタカタ製エアバッグをリコール、しかも・・・

トヨタがタカタ製エアバッグを搭載したカローラについてリコールをかけたそうです。しかも、その内容がちょっと驚き。

「エアバッグを止める」

トヨタの該当リコールページはこちら。
toyota.jp アフターサービス | リコール等情報 | 2014年 | カローラなどのリコール

当ブログのタカタ製エアバッグ問題についての記事一覧はこちら。
タカタエアバッグ問題

で、不具合の状況としては「エアバッグの容器が破損して飛び散る」という内容が書いてあります。従来報道されてきた内容と同じですね。

そんで、驚くべきは「改善の内容」です。助手席用エアバッグのインフレータを良品と交換します、という内容が書かれています。それはまあいい。問題はその次です。「なお、部品が供給できない場合には、暫定措置として助手席用エアバッグの機能を停止するとともに、助手席サンバイザ部に当該エアバッグが作動しない旨の警告を表示します。」という記述があります。

つまり、「エアバッグを止めちゃう」ってことです。タカタ製エアバッグはあまりに大量に流通しているため、交換部品の調達が間に合わず、今回のリコールではただ単純にエアバッグが作動しなくなるように止めるのみの措置が取られることがあるということです。

ついにここまで来たかって感じですね。買い手としてはエアバッグという機能も込みで自動車を買ってるんだから、そのエアバッグを止めちゃあ契約不履行っすよ。しかし、その禁じ手とも言える措置にまで手を出した。そこまで、このタカタエアバッグ問題は重大化してるってことですね。

まだまだ終着が見えないタカタエアバッグ問題。私はイチ消費者でしかありませんが、本当に気が重くなります。どうなっちゃうんだろ。