N-ONEの原点、N360を見に行ってきたぞ!その2理念編
N360を見に行ってきたわけですが、N360の隣には、当時の写真を使ったディスプレイがありました。
「あたらしい日本ののりものをつくろう」「『メカは小さく、人の空間は大きく』という独自の発想で、乗員4人がゆとりを持って座れる広さを叶えた」。
当時としては革新的だったんですね。ただ、前回の記事に書いたとおり、現在の広い室内の軽に慣れてしまった私としては、N360は「狭いクルマ」と感じました。普通に座れるけど、快適ではないな、と。でも、当時としてはN360は軽としては圧倒的に広い室内だったみたいですから、じゃあ他の軽はどれだけ狭かったんだって感じです。あれより狭いんじゃ、物理的に座れないでしょって感じです。その意味では、このN360は「初めての、まともな4人乗りとして使える軽自動車」という感じだったのかもしれません。
「クルマはブルジョアだけののりものではない」。その通り。前の記事で換算したところ、このN360でも、現在の貨幣価値では200万円くらいしたようなので、やはり高い買い物だったことは間違いないですが、当時、他の車はもっともっと高かったんです。絶対額としては高い買い物ではあるけれど、このN360は、初めての「庶民でも、頑張れば手が届くクルマ」だったのだろうなと思います。
「今までの軽は決して日本の道路に適していない。それは馬力がないからだ。」まあ、これも素人目に見てもその通りですね。山がちだし、雪もたくさん降る日本では馬力が必須なんでしょう。「当時のライバル車の最高出力は20PS、最高速度は100km/hほどだった中、N360は最高出力31PS、最高速度115km/hを実現。」。最高出力が1.5倍というのはものすごい技術革新ですね。ちなみに、NBOXの最高出力は58PSです。軽自動車の世界もだいぶ変わってきたんですね。
まあ、そんな感じで。N360以外にもいろんな展示物があったので、そちらについても記事を書いていきたいと思います!
N-ONEの原点、N360ってどんな車だったの?
N-ONEの原点、N360を見に行ってきたぞ!その1外観&内装編
N-ONEの原点、N360を見に行ってきたぞ!その2理念編