平成32年度燃費基準はこれだ

クルマの減税措置についてまわる「平成32年度燃費基準」。今回は、その燃費基準値について書いてみます。

楽勝で超えてる

その燃費基準値の一覧はこれです。普通車・軽自動車共通で、車両重量だけで決まるらしい。そんで、車両重量は自動車メーカーのウェブサイトに行けば諸元値として載ってるから少し調べればわかります。

平成32年度燃費基準(ガソリン車)
区分 燃費基準値
1.車両重量が741kg未満 24.6km/L
2.車両重量が741kg以上856kg未満 24.5km/L
3.車両重量が856kg以上971kg未満 23.7km/L
4.車両重量が971kg以上1,081kg未満 23.4km/L
5.車両重量が1,081kg以上1,196kg未満 21.8km/L
6.車両重量が1,196kg以上1,311kg未満 20.3km/L
7.車両重量が1,311kg以上1,421kg未満 19.0km/L
8.車両重量が1,421kg以上1,531kg未満 17.6km/L
9.車両重量が1,531kg以上1,651kg未満 16.5km/L
10.車両重量が1,651kg以上1,761kg未満 15.4km/L
11.車両重量が1,761kg以上1,871kg未満 14.4km/L
12.車両重量が1,871kg以上1,991kg未満 13.5km/L
13.車両重量が1,991kg以上2,101kg未満 12.7km/L
14.車両重量が2,101kg以上2,271kg未満 11.9km/L
15.車両重量が2,271kg以上 10.6km/L

割と細かくカテゴリー分けされてますが、軽自動車の場合は一番重いと思われるダイハツ・ウェイクでも1060kgなので、上記表だと上から4番めのカテゴリーでしかないですね。

燃費基準値はこれだけ。なんか自動車の燃費基準ってわかりづらいイメージがあったけど、この平成32年度のはだいぶわかりやすくなりましたね。なお、燃費基準値ってのは過去バージョンもあって、「平成27年度燃費基準」「平成17年排出ガス基準」というのもあります。月日が流れ、自動車の性能がアップしていくにつれて基準も厳しくなっていってるわけです。

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しかし、この燃費基準は軽自動車の実情からするとかなり緩い。一番厳しい、重量741kg未満のクルマでも24.6km/Lです。それに対して、現状で軽自動車トップの燃費であるあるとは37.0km/L。1.5倍の燃費っすよ。楽勝で超えてるじゃないですか。

で、この平成32年度燃費基準は、+20%達成していると軽自動車税が一回だけですが50%軽減されます。軽自動車税って、あの、こないだ年間7200円から10800円に引き上げられた軽自動車税です。これが50%軽減されるってことは、年額5400円になるってことです。ありがてえ。

そんなわけで、燃費基準の小ネタでした!