Googleがインバータ小型化コンテスト開催、賞金1億円!!

最近、EVが気になっちゃってしょうがないです。日産のリーフはまあまあ売れてるし、EVスポーツ「トミーカイラZZ」も無事市販にこぎつけたようだし、着実に電気自動車の時代が近づいてきていると感じます。そんな中、インターネットの巨人であるGoogleがインバータの小型化コンテストを開始するそうです。賞金は100万ドル。約1億円です。

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そもそもインバータってナニ?

コンテストのサイトはこちら。英語です。
The Little Box Challenge, an open competition to build a smaller power inverter

っつーかそもそもインバータってなんなのよって話ですよね。私はたまたま高校時代の理科の実験を覚えてたのでわかりました。電流の、直流と交流を変換する装置です。

直流(DC, Direct current)と交流(AC, Alternating Current)。直流ってのは電池から出てくる電流のこと。交流ってのは発電所から流れてくる電流のこと。ものすごく荒っぽく言うとそんな感じです。

EVは基本的に直流、だけど・・・

EVの場合、EVの中にある電池からは直流の電流が出てきて、それをそのまんまモーターに流し込めばモーターは回るので、走ることだけを考えればインバータは必要ありません。

が、車内で色々家電製品を使えるようにしようとすると、普通の家電製品は交流なのでインバータが必要になるわけです。今回のGoogleのコンテストはEV向けインバータのコンテストではなくあくまでインバータ単体の要素技術のコンテストなわけですが、小型化・軽量化ってことで、EVに与える影響は大きいはず。Googleとしてもクルマの自動運転とかを色々と研究しているわけで、それを視野には入れているでしょう。

EVに対する影響は大きい

自動運転なんかが実現されたら、たぶんドライブ中の時間を快適に過ごすために、車内で家電製品を使う頻度は高まりますよね。たぶん直流/交流の変換効率とか重さとかも評価対象になるんでしょうから、将来のEVに対する影響は絶大なはず。

優勝者発表は2016年1月

優勝者の発表は2016年1月。ちょいと先だけど、賞金が1億円となれば世の技術者さんたちは黙っちゃいられないでしょうね。私も電気技術持ってればな~。うーん、悲しい。頭のいい人たちの戦いを見守らせていただこうと思います。