将棋電王戦にデンソーの技術が活きる!電王手君が指した!

以前将棋電王戦、勝者予想して抽選でDAYZ ROOXプレゼント!って記事を書きました。ニコニコ動画で人間vsコンピュータの将棋をやっていて、そのスポンサーとして日産が参加しているということでしたが、自動車業界からもう一社、この電王戦に参加している企業がありました。デンソーです。

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電王手君

デンソーといえばトヨタ傘下の自動車部品メーカー。自動車部品ってことで、ロボットアームは得意中の得意といったところでしょう。その技術を活かし、将棋の駒を実際に動かすロボットアーム「電王手君」を開発したそうです。紹介動画はこちら。

ニュースリリースも出ています。
第3回将棋電王戦将棋界初!ロボットアームを全対局に採用~新たな協賛企業デンソーが開発~|デンソー

しかし、色々と苦労もあったようです。

木!

将棋の駒は当然、木ですよね。デンソーが扱う素材は自動車部品ってことでたいていは金属なわけです。なので素材として木というのは相当な未知の分野であり、難しいところだったようです。

手書きの駒!

そしてもう一つ。駒の字が手書きであること。私みたいな一般人が使う駒は工業製品的な駒で、印刷だったりするわけですけど、この電王戦に使われる駒は一流棋士が使う、美術品的な要素を含んだ駒。当然、駒に書かれた時も職人さんの手書きです。そのため、その文字認識が大変だったそうです。

そんな苦労を乗り越えながら、既存のロボットアームであるVS-060をベースに独自のチューニングをして電王手君を作り上げたそうです。

目立ちすぎ!

私もこの対局を見たんですが、ちょっと電王手君が目立ちすぎですね(笑)。電王手君ももちろん素晴らしい技術ですけど、この電王戦の主人公は指し手を考えるプログラムと棋士さんであるはず。でも、絵面としてはどうしても電王手君に目が行くんですよね。ちょっと指し手を考えてるコンピュータとその開発者さんがかわいそうな気がしました。

逆に言えば、デンソーとしてはものすごく注目を浴びて、良い宣伝になりましたよね。また、デンソーは部品メーカーなので普段はエンドユーザに注目されることはないわけで、今回の電王戦でたくさんの観客の目を釘付けにして、技術者さんたちのモチベーションも上がったんじゃないかと思います。

私もイチ観客として見させて頂いて、とても楽しかったです。デンソーさん、このイベントに参加してくれてありがとう!

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