スマートアシストvsレーダーブレーキサポート機能比較表作ったよー
ダイハツのスマートアシストとスズキのレーダーブレーキサポート。どちらも同じような自動ブレーキ機能なのですが、実は全く同じものではないそうなので、比較表を作ってみました。
デンソーvsオートモーティブ
そもそもスマートアシストもレーダーブレーキサポートも、ダイハツやスズキ自身が開発したものではなくて、それぞれデンソーとオートモーティブが開発したもの。どちらも著名な自動車部品メーカーです。
私はつい最近まで、スマートアシストもレーダーブレーキサポートもデンソーが開発したものだとばかり思っていました。しかしレーダーブレーキサポートは上記の通りオートモーティブ社が開発したものでした。これまで間違ったこと書いたこともあったかも・・・。すいません。
で、作った比較表はこちら。
ダイハツ スマートアシスト |
スズキ レーダーブレーキサポート |
|
---|---|---|
自動ブレーキ作動域 | 30km/h以下 | 30km/h以下 |
前車接近時警告音 (自動ブレーキ前) |
有り | 無し |
雨天時 | 使用不可 | 使用可能 |
誤発進抑制機能 | 有り | 有り |
先行車発進お知らせ機能 | 有り | 無し |
価格 | 5.25万円 | 4.2万円 |
最も肝心な自動ブレーキ作動域は同じ30km/h以下なわけですが、細かいところが少し違います。まず、前車接近時警告音が、スマートアシストには装備されていますがレーダーブレーキサポートには装備されていません。スマートアシストの場合は前車が比較的遠くにいる時は警告音で注意を促し、その後に自動ブレーキがかかるようになっているのに対し、レーダーブレーキサポートは警告音は発さずに、衝突の直前でいきなりブレーキがかかる仕組み。なお、ブレーキがかかるタイミングはスマートアシストもレーダーブレーキサポートも同じだそうです(ダイハツの営業さん談)。つまり、事前に警告音を出してくれるスマートアシストの方が、この点では優秀ですね。
レーダーブレーキサポートの方が優れている点もあります。それは雨天時。レーダーブレーキサポートは、雨天時でも動作します。それに対し、スマートアシストは雨の時は一切動作しません。正確には、ワイパーを使っている時はスマートアシストの機能が切られるそうです。
誤発進抑制機能は両者同等の機能が装備されています。
そして、これは安全性とはちょっと離れますが、先行車発進お知らせ機能については、スマートアシストには付いていますが、レーダーブレーキサポートには付いていません。まあ、付いていた方が便利ですよね。
そんなわけで、スマートアシストは事前警告音を出してくれるけど雨天時は使用不可。レーダーブレーキサポートは雨天時でも使用できるけど、ギリギリまで近づかないと警告音が出ない。ということで、両車一長一短な感じですね。
個人的な印象としては、ワイパーを使う時ってそんなにないので、早い段階から警告音を出してくれるスマートアシストの方が安全だと思います。でも、雨の時こそ安全性を保って欲しいと感じる人もたくさんいるでしょうね。どちらがオススメとはなかなか言いづらいですが、私はスマートアシストの方が安心できます。