デイズルークス一部改良、その内容は?

日産・デイズルークスが一部改良したようです!

目次

まあまあかな?

日産のプレスリリースはこちら。
日産|日産デイズ ルークス」を一部改良

一部改良。改良って何したの?ってのが気になりますが、こんな感じです。

エマージェンシーブレーキ標準装備

まず、エマージェンシーブレーキ標準装備。時速30kmまでに対応した自動ブレーキが標準装備になりました。

うん、それはいい。それはいいんだけどね、このエマージェンシーブレーキは元々オプションでは選べたんですよ。元々選べたものを標準装備にしただけ。

しかもよく価格を見てみると、車両価格がしっかり上がってます。つまり、標準装備にした分のコストはそのまんま車両価格に反映されてんの。なにそれ。それじゃ標準装備にしました!エッヘン!!とか言われても何言ってんのって感じだよね。

SRSサイドエアバッグ標準装備

SRSサイドエアバッグ標準装備。これは素直に評価したいところ。サイドエアバッグの標準装備ってのはなかなか偉いです。ライバルでは、ダイハツ・タントが一部の福祉車両とかを除いて基本的には標準装備。ただ、もう一社のライバルであるスズキ・スペーシアでは標準装備ではありません。この点ではデイズルークスはスペーシアを上回りました。日産頑張った。

VDC標準装備

VDC標準装備。VDCってのは横滑り防止装置のことです。現代のクルマとしては基本の装備ですが、これまでデイズルークスには付いてなかったんですねー。ここは、遅れながらも短所を解消したって感じかな。まあまあ評価したい。

燃費向上、26.0km/L→26.2km/L

燃費向上。しかし、その伸びしろは0.2km/Lしかありませんでした。26.2km/L。こりゃーボロ負けだね。スペーシアなんか2年前時点で既に29.0km/L達成してんだぞコノヤロー。ヤル気あんのかこのヤロー。

新色追加

更に新色追加。2トーンカラーを追加です。プレスリリースを引用するとこんな感じ。

ボディカラーでは、「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、および、「ライダー」シリーズの全車に、ルーフとボディの色が異なる2トーンカラーを新規に追加したほか、「ライフケアビークル(LV)」シリーズのハイウェイスター系に「スパークリングレッド(M)」「チタニウムグレー(M)」「ピンクゴールド(M)」を追加し、より魅力的なカラーバリエーションを実現しました。

「ライフケアビークル」って名前が出て来てますが、こいつは福祉車両のことです。おお、福祉車両に2トーンルーフ車か。いいじゃんいいじゃん。福祉車両に乗る人ってのは健常者のライトユーザーよりもずぅぅっとクルマと過ごす時間が長いと思うんだよね。なので、外観を愛せるかどうかってのは重要だと思うんですよ。なのでこれはいい改良だと思います。

他にツートーンカラーを選べるのは「ライダー」シリーズ。要するに高いグレードじゃないと選べないよってことです。足元見てるな日産コノヤロー。

全席撥水加工

全席撥水加工。おお、これはいいじゃん。スーパーハイトワゴンといえばお子様ですからね。ジュースをこぼした時の対応が楽になることでしょう。

まあまあいいんじゃない?

私は日産が大嫌いです。でも、今回のデイズルークスの一部改良は、まあ・・・いいんじゃないかなという印象を持ちました。依然として、このデイズルークスはお買い得なクルマだとは思わないけど、でもまあ着実に短所を潰して、ダイハツ・タントとスズキ・スペーシアの後を追ってるなという印象。悪いクルマではないと思います。

しかし、じゃあタントとスペーシアとデイズルークス、どれがオススメ?って聞かれたらやっぱり間違いなくタントです。次点はスペーシア。その次はホンダ・N-BOX。そんでやはり大きく引き離されてこのデイズルークス。

ただ、デイズルークスは最下位ではあるけど、安けりゃ買ってもいいんじゃないかなという範囲には入ってきたかなーという感じです。

こうやって地道に基本性能が向上してこそ、各社の技術開発が活性化するってもんだしね。引き続き今後に期待しましょう。