2015年秋、ミライースは2気筒にモデルチェンジ!?
今回はダイハツ・ミライースの話題。ミライースは今年の秋にモデルチェンジが予想されているようなのですが、そのモデルチェンジ時に「2気筒エンジン」になるというのです。
爆音なんでしょ??
情報元はベストカー2015年2月26日号(1月26日発売号)の63ページ。
ベストカー 2015年 2/26号 [雑誌] | ||||
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現在、軽自動車のエンジンは全社全車種3気筒。ガソリンを爆発させる気筒が3つに分かれてるエンジンってことです。排気量660ccを3つに分けてるので1つあたり220ccってことになりますね。
それが2気筒、つまり2つになり、1つあたりの容量が330ccになるんじゃないかってのが今回の情報。
2気筒のメリットは熱効率が良い、つまり燃費が良いこと。デメリットはエンジンの振動が激しくなってうるさいことです。
ダイハツの2気筒エンジンといえば、2014年に発売された新型コペンに載るとか載らないとかさんざん噂になって、結局市販されるには至らなかったという経緯があります。新型コペンに載らなかったことで、ダイハツの2気筒エンジンはしばらくは出ないだろうというのが世間様の雰囲気だったように思います。なぜかというと、コペンのようなスポーツカーだったらうるさいエンジンも「味」になるとも言えるから。つまり、コペンだったら2気筒のデメリットもメリットになりうるわけですよ。
しかし新型コペンへの2気筒エンジン搭載は見送られました。そんな状況を踏まえての、今回の新型ミライース2気筒説ですよ。
なぜ新型ミライースに2気筒が載るんじゃないかと言われているのかというと、さっき書いたメリットである燃費の良さを享受したいから。燃費向上させたいからですね。
新型アルトは37.0km/L、現行ミライースは35.2km/L
2014年末に出た新型アルトの燃費は37.0km/L。それに対して現行ミライースの燃費は35.2km/Lです。また、同じく2014年末にモデルチェンジしたダイハツ・ムーヴの燃費は31.0km/Lで、スズキ・ワゴンRの高級グレードであるFZの燃費32.4km/Lに及びませんでした。コスト競争から降りたという側面もありますが、ダイハツとしては悔しい気持ちもあるはずです。
そこで、燃費競争の劣勢を巻き返すために2気筒を導入すると。そういうことですね。
2気筒エンジンがコペン以外の車種に載るってのはなかなか面白い展開ですが、これまでの2気筒エンジンの噂とダイハツ・スズキの燃費競争の経緯を見てみると、ミライースに載るのもあながちマユツバでもないなと思います。どうなるのか期待して見守りましょう!