東海北陸道城端SAには「ガソリン缶詰」が売っている
今日は小ネタ。NEXCO中日本さんのサイトを見ていたら珍しいものを見つけたのでご報告。東海北陸道城端SAには「ガソリン缶詰」が売っているようです。
珍しいよね
ガソリン缶詰。普通、缶詰っつったら食い物ですが、城端SAで売ってるのは文字通りガソリンの缶詰です。見つけたのはNEXCO中日本さんのサービスエリア紹介のページの「基本情報」のタブ。この下の方に「ガソリン缶詰」について記述があります。こんなの。
通常は防災用に売っているようですね。楽天で調べたらこんなのが出てきました。
レギュラーガソリンの缶詰「1リットル×4缶(4リットル)」(ガソリン缶詰) |
なんでガソリン缶詰なんつー珍しいもんが売ってるのかと思って調べてみたら、どうもガソリンスタンド空白地帯だからみたいです。新潟方面から名古屋方面に行く場合、北陸自動車道から東海北陸自動車道を走ることになりますが、このルートには有磯海SAからひるがの高原SAまでガソリンスタンドがありません。地図に書くとこのぐらいの長さ。結構あるでしょ?GoogleMAPによると148kmありました。
大きな地図で見る
当ブログでは主要高速道路路線のガソリンスタンドを調べたことがありますが、東名高速道だとだいたい50kmに一ヶ所はガソリンスタンドがあります。それを考えると148kmもガソリンスタンドがないっていうのはかなり怖いですよね。
それで、中間地点の城端SAでガソリン缶詰を売ることになったようです(想像ですけど)。城端SAから、次のガソリンスタンドがあるひるがの高原SAまでの距離は約80km。まあなんとかいけるでしょう。ガソリン缶詰で給油すると高くはつきますけど、高速道路上でガス欠するよりはずぅぅっとマシですよね。
こういう融通を利かせるのはすごく良いことだと思います。これが昔の道路公団だったら、きっとドーンとガソリンスタンドを立てて大赤字を出してたんじゃないかな。それが民営化されてNEXCOになって、コスト意識を持ったからこそ、交通量の少ない路線であることを考えてガソリン缶詰で凌いでもらうという決断をしたんだと思います。
そんなわけで、たぶん民営化してコスト意識が植えつけられた結果の賜物であるガソリン缶詰。NEXCOも頑張って知恵をしぼってるんだね。