スズキの800ccカー、レジーナって本当に出るの?

スズキから一風変わったクルマが出るかも、って記事がマガジンX7月26日発売号に載ってました。その名はレジーナ。

800ccエンジン!

何が一風変わってるかというと、エンジンの排気量が800ccであること。軽自動車なら660ccとか、リッターカーだったら1000ccとかってあるじゃないですか、あの排気量が800ccということです。

800ccなんて、今の日本では市販車としては普通じゃ考えられないエンジンです。なぜなら、普通車になってしまって税金が高くなるから。660ccに収めて軽自動車にしておけば軽自動車税は年間7200円、重量税は年間換算で3300円。それに対してもし800ccエンジンが市販されたら、現在の税制では自動車税が年間29500円、重量税は年間換算で8200円です。

軽自動車 800ccエンジン車
自動車税/軽自動車税 7200円 29500円
重量税(年間換算) 3300円 8200円
合計 10500円 37700円

なぜスズキがこんなクルマを出そうとしているのか(っつっても未確認情報ですが・・・)というと、海外展開とTPPが関係していますね。

まず外国には軽自動車という規格は存在しませんから、800ccエンジンといっても別に中途半端な存在ではないわけです。実際にインドでは、日本の軽自動車であるアルトのボディに800ccエンジンを積んだ車が市販されています。また、本来のエンジンのパワーと現在の軽自動車の重量を比べると、車体が重すぎるというのが定説でもあります。なので、現在の軽自動車に800ccエンジンってのは、たぶん技術的なことを考えれば最適解なんだろうなあと思います。

そしてTPP。もちろんどうなるかはわかりませんが、軽自動車規格を撤廃しろと圧力がかかってくると言われています。ホントにそうなるのかわかんないけどね。狭い国土&狭い道路って特色がある国なんだから軽規格には正当性があると個人的には思います。

35.0km/L!

そしてこのレジーナ、伊達や酔狂で800ccエンジンを積んだわけではございません。なんと燃費35km/L。もちろんまだ正式発表はされていませんが、マガジンXを信じればそうだとのこと。これはハイブリッド車であるアクアの35.4km/Lに肉薄する素晴らしい燃費です。しかもハイブリッドではなく純粋なガソリンエンジン車としてこの値を叩き出しています。やはり、現在の軽自動車規格には800ccエンジンが最適なのでしょうか。

そんなわけで日本市場にどう受け入れられるのかは全くの未知ですが、期待したいと思います。きっとアジアでは売れるよね。日本仕様も明確に存在しているらしく、2014年中には発売されるとのことです!

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