現在大敗北のアルトエコは新型発売でミライースに勝てるのか?
新型アルトエコが発表になったわけですが、気になるのが売れ行きです。というのも、現在のアルトエコはミライースにボロ負けだから。
ミライースの7分の1・・・
アルトエコが発売された直後のCM、覚えている人も多いですよね。「日本のガソリン車低燃費燃費ナンバーワンは、新型アルトエコ!」って、香里奈さんが誇らしげに喋るCMです。
このCMはかなりインパクトが大きかったと思います。何しろナンバーワンですからね。
でもフタを開けてみれば、2012年の販売台数は、アルトエコは2.1万台。対してダイハツのミライースは14.5万台です。アルトエコはミライースの7分の1しか売れていません。ボロ負けです。
この要因は色々とあるだろうと思いますが、ガソリンタンクが極端に小さい20Lは悪い意味で大きな話題になりました。その他にも、最廉価グレードの車両価格が10万円程違うという点もあります。寒冷地では必須の4WDが選択できないという問題もありました。新型アルトエコ・旧型アルトエコ・現行ミライースの比較を簡単に表にしてみるとこんな感じです。
新型アルトエコ | 旧型アルトエコ | ミライース | |
---|---|---|---|
燃費 | 33.0km/L | 30.2km/L | 30.0km/L |
ガソリンタンク | 20L | 20L | 30L |
最廉価グレード価格 | 90.0万円 | 89.5万円 | 79.5万円 |
4WD | 選択可能 | 設定なし | 選択可能 |
新型アルトエコも、ガソリンタンク20Lなんですよね。旧型アルトエコはガソリンタンクを20Lにすることでカタログ燃費上で大きな恩恵を受けていましたが、新型は正々堂々と軽量化を成し遂げたんだからゴメンナサイして30Lに戻してもいいと思うんですけどね。個人的には。
新型アルトエコは上記の通り、旧型アルトエコの最大の負の遺産である20Lタンクを受け継いでしまっているわけですが、燃費はミライースに大差をつけて勝っているし、4WDの設定もあります。どうですかねー。微妙なところかなー。アルトエコを買おうとする人は当然、多くの人がミライースと比較するでしょうから、ダイハツのディーラーに行ったら「ガソリンタンクが10Lも多いんですよ!給油の手間が省けます!ガソリンスタンドに行くのめんどくさいでしょ!」ってディスりトークをされるのは間違いないので、やっぱり苦しい気がしますね。
まあでも33.0km/Lって明らかに変態燃費ですよ。頑張ったと思います。私はダイハツが好きなので最終的にはミライースが勝って欲しいですが、この新型アルトエコもそこそこ売れて欲しいなあ。