スズキ社長人事の歴史
ダイハツの永遠のライバルであるスズキ。そのスズキ、社長人事は長年苦労しているようです。
現社長の鈴木修さんは「返り咲き」
株式会社スズキは創業者鈴木道雄さんにより、1920年3月に鈴木式織機株式会社として設立されました。その後、鈴木道雄さんは1957年まで社長を務め、娘婿の鈴木俊三さんに社長の座を譲ります。
「息子」ではなくて「娘婿」なんですねー。この二代目社長の鈴木俊三さんは娘婿となると同時にスズキに入社しているので、次期社長の有力候補として結婚&入社したんだと思いますが、こういう結婚ってどんな気持ちでするんでしょう。まあそういう時代だったのでしょうけど。
そして1978年。2012年現在で社長をしている、鈴木修さんが社長に就任します。この鈴木修さんも娘婿。二代目社長の鈴木俊三さんの娘さんと結婚してスズキに入社しています。なぜに娘婿。。。娘さんと結婚した人がたまたま優秀だったってのが続いたんでしょうか。
この鈴木修さんは22年間の長期政権を経て、2000年で退任。そこからは戸田昌男さんが社長に就きます。鈴木さん一族以外からの初の社長ですね。
しかしこの戸田昌男さんは健康上の理由により、僅か3年で退任。その後を継いだ津田紘さんも、5年で退任しています。
そして社長にする人の駒がなくなってしまったのか、三代目社長だった鈴木修さんが再び社長に返り咲きます。社長就任は2008年から。そして現在に至ります。なお、2007年には鈴木修さんの娘婿で取締役であった小野浩孝さんが病死しています。おそらく、小野浩孝さんも社長候補であったのだろうと思います。
現状のスズキの布陣は、社長が鈴木修さん、副社長は技術畑の本田治さん・鈴木修さんの長男である鈴木俊宏さん・フォルクスワーゲンとの提携交渉で活躍した原山保人さんの三人。
現社長の鈴木修さんは実に82歳。通常であればもう退任すべき・・・というか既に一回退任した状態から復帰しているわけで、次期社長の人選は喫緊の課題ですよね。どうなるかはわかりませんが、よい人選をして欲しいものです。