ホンダが小型の水素ステーションを開発、だけど・・・
こないだホンダが米国の水素ステーション整備会社に16億円を支援って記事を書きましたが、そのホンダ、日本でも水素ステーション事業に手を出していました。でも、調べてみたらちょいと悲しいスペック。
これじゃ使い物にならんだろ
ニュース動画があったんで、これを見てみて下さい。
幅3m、奥行き2.5mの場所に設置可能で、燃料電池車用の水素をその場で生産可能だとのこと。それはまあイイことではあると思います。設置費用は5000万円。通常のガソリンスタンド設置費用は7~8000万円らしいので、それと比べても安いのも良い。
しかし重要なのはここから。生産可能な水素は、「一日あたり150kmぶん」「年間あたり5万kmぶん」だというのです。
一日あたり150kmぶん。たった150kmぶんですよ。これ、「一日あたり」ですからね。「1台あたり」じゃなくて「一日あたり」です。
150kmぶんっつったら、ガソリンで言ったらね、例えば燃費20km/Lで換算すると、ガソリンだとたったの7.5リットルぶん。
一日7.5リットルしか給油できないガソリンスタンド。そんなの、存在価値あります?ないですよね。1台を満タンにすることすらできない。アホすぎる。
もうね、絶望的な気持ちになりますね。燃料電池車、ムリなんじゃない?もちろんこれからが正念場なんでしょうけど、現状のインフラ技術は全く実用レベルには至っていないようですね。
まあ「あと数年」じゃなくて「あと数十年」でじっくりと実現していくんでしょうけどね。でも、ちょっとガッカリしちゃったなあ。これなら燃料電池車よりも電気自動車の方がずぅぅっと有望に見える。どうなんでしょう。中の人も、みんな本音じゃ「燃料電池車ムリ!!」って思ってるんじゃないかなあ。
期待しないわけじゃないけど、ネガティブな印象は否めない!それが本音!!!