VWは燃料電池車に悲観的。どう見る!?
フォルクスワーゲンの日本法人社長が燃料電池車についてコメントしたようです。曰く、「日本では普及するかもしれないが、他の国々では難しいだろう」とのこと。
そりゃそうだよね
ニュースソースはこちら。
燃料電池車、日本以外での普及は難しい-VW日本法人社長 - Bloomberg
これ、正直言って私も同意見。いや、新技術を見るのは楽しいんですよ。なので私も燃料電池車(FCV)には期待しちゃってます。期待しちゃってるけど、一方ではちょっと悲観的。なんでかといえば、やっぱりインフラ。水素ステーションをそんなにたくさん作れんのかよっていう問題。
絶対零度って大変だよ
水素ステーションでは液体水素を扱わなきゃいけない。液体水素を扱うということは、絶対零度に近い温度の設備を運用していかなきゃなりません。摂氏で言ったら-273℃ですよ。素人目に見ても扱うの大変でしょ。
現在、ガソリンスタンドは全国で約35000ヶ所。これらのガソリンスタンドが全部水素ステーションに変わるのかどうかわかりませんが、ガソリンスタンド1ヶ所を作るコストが約1億円であるのに対し、水素ステーションは5億円~10億円かかると言われています。安い方の5億円だと思うことにしても、それを35000ヶ所作るとなると、実に175兆円。175兆円ですよ。日本の年間国家予算がザックリ100兆円ですから、とんでもない、とてつもない金額です。こりゃムリでしょ。まあいきなり全部取り替える必要もないでしょうが、徐々にっつってもなかなかむずかしそう。
日本でさえこうなんだから、諸外国ではちょっとムリでしょって話ですよ。日本より潤ってる国って今どこだろ。ドイツとかか?まあいずれにしろ全世界的な普及はムリっしょ。たぶん。あ、そういえばフォルクスワーゲンってドイツの会社だよね。
発展途上国じゃあ水素ステーションなんて夢のまた夢ですよね。そんなのよりとりあえずガソリンスタンドとか、電線とかを張り巡らせるのが先だと思います。
そーゆーの考えちゃうと、燃料電池車よりも電気自動車の方が、全世界的な普及という意味では優秀なんじゃないかと考えちゃうんだよね。どうせ電気のインフラは今後も必要なんだし。
さてどうなるのか、一般市民としてはのんびりと見守って行きたいと思います!