中国での日本車の評判ってどうなの?
中国では日本車が「高級車」として認識されていると思っていたのですが、最近はちょこっと違う見方も広がっているようです。
中国市場の行方
気になったのは下記リンク先の記事。
サーチナ|【中国BBS】日本車の価格と性能「評価する人・しない人」
この記事では「日本車は安物」と認識している中国の人が結構いるらしい、ということが書かれています。一方で「いやそんなことはない、日本車はコスパ最高」という人もいて、評価が分かれつつあるとか。
その背後には中国の人たちの対日感情が色々とあるようです。日本を批判的に見ている人は「日本車は安物」と言い、そうでもないひとは「そうではない」と言う、という感じでしょうか。要するに、イデオロギー的な対立が自動車市場の中にも影響を与えてきているということですね。
これはしょうがないといえばしょうがない現象かもしれません。隣り合っている国同士で120%仲良しなんてありえないですからね。関係が深ければ、それだけ感情も入り乱れるものでしょう。色々ゴタゴタしている日本と中国の現状は、それだけ深い関係を築いているということの裏返しでもあると思います。
中国の人って日本のこと嫌いなの?
あと、ちょっと思うんですけどね。日本のニュース番組とかを見てると、中国の対日感情って最悪になってるって感じるじゃないですか。でも、本当はそうじゃないと思うんですよ。
私はしがないサラリーマンですけど、社会人になって、中国の人とは2人、一緒に仕事をしたことがあります。どちらの人も日本のことを悪く言ったことはないし、周りの人とイザコザを起こしたこともありません。基本的に丸い感じの人でした。
特に、2人のうち1人は私の上司として働いていた人なんですけどね、その人は、私のサラリーマン人生の中で最高の上司でした。私の印象では、中国の人って論理的で、理知的で、ウエットなところが少ないんですよ。日本でサラリーマンとして働く上で苦しいのってウエットな人間関係じゃないですか。中国の人だとそーいうのあんまりないんですよ。その意味で、私個人としては、日本の会社の中に中国の人がもっと入ってきてくれると嬉しいです。良いカンフル剤となって、日本人にとっても働きやすい環境が実現するんじゃないかなあと思ったりします。
あ、クルマのハナシとちょっとズレましたね(笑)。ともかく、中国の人の対日感情も人それぞれで、なんというかニュースとかに振り回されて中国を敵視しちゃうのはもったいないと思うんですよね。お互いをもっと良く知ることができれば仲良くなれると個人的には思ってるので。
日本車を好きになってほしい!
なお、2014年1月~7月の中国自動車市場シェアは、中国車が37.3%、ドイツ車が21.5%、日本車が15.3%、アメリカ車が12.8%、韓国車が9%、フランス車が3.7%。日本車、健闘していますね。これまでは高級車のイメージだったのが、徐々に大衆車としても受け入れられて来ているのかもしれません。今後に注目ですね。