実は密かに石油石炭税も増税されてた
4月1日で消費税が増税されてみんな重税感を抱いているところだと思いますが、消費税に隠れてひっそりと増税されている別の税金もあります。それは石油石炭税。
リッター1.99円→2.19円
石油石炭税ってのは、その名の通り石油や石炭、また天然ガスなどに課税される税金。普段クルマに入れるガソリンもこの石油石炭税の対象になっており、ガソリン価格にも反映されています。
その税金の額はいくらかというと、2014年3月までは1キロリットルあたり2,540円。1リットルあたりに直すと2.54円です。めんどくさいね、この細かい計算。なお、一般的にいう「ガソリン税」はこの石油石炭税とは全く別の税金です。
で、この1リットルあたり2.54円がいくらに増税されたのかというと、この4月から1リットルあたり2.8円になりました。なんだそれ。1リットルあたり0.26円の増税ですか。
それ、意味あんの?
思うんですが、こんな細かい幅で増税して何になるっていうんですかね。しかもガソリン税というでっかい税金がありつつ、コバンザメみたいにくっついてきてる石油石炭税がこの小幅な増税。
私は本職が会計関連なんですけど、増税ってほんとにめんどくさいんですよ。色々と事務作業が。全く生産性のない増税対応という仕事でたくさん残業が発生するの。そんな多大な社会的コストをかけてこの増税をやる意味って何なんでしょう。それなら巷のガソリンスタンドから強制的に現金徴収したほうがまだマシだと思いますね。ほんとに迷惑っす。
税金はシンプルが一番!
人によって意見は様々に違うとは思いますが、個人的には税金ってとにかくシンプルにするべきだと思います。税制が複雑化するとそれだけ税金に関するコストが必要になっちゃうけど、それって社会的に生産的なコストじゃないからね。ただ単にお金を移動するためのコストだから。そういうめんどくさいことはなるべく避けて、世の会社が本業に集中できる環境を作って欲しいっすねー。