アイスト速度と車両重量で実燃費を決めつけてみる 軽ハイトワゴン編

熾烈な燃費競争が繰り広げられている軽自動車界。中でも軽ハイトワゴンはその主戦場と言っていいでしょう。しかし、いわゆるカタログ燃費は実燃費とちょいと違う。本当の燃費は、実際に街で乗ってみないとわかりません。

決めつけてみよう！！

クルマの乗り方は十人十色なわけで、どうしたって乗る人によって違いが出ます。だからこそJC08モードっつー測り方を決めてカタログ燃費を出してるわけです。でもでも、やっぱりホントの実燃費はどのクルマが良いの？ってのを知りたいのが人情ってもの。

そこで、今回は私が実燃費の順位を決めつけてみることにしました。いや、わかるわけないんだけどね。120%私の主観ってことで。

ただ、ある程度は予測できると思うんですよ。カギはアイスト速度と車両重量。

アイストは「遅ければ遅いほどいい」

アイドリングストップは低燃費技術の定番ですが、同じ燃費が出るのならアイドリングストップは遅ければ遅いほどいい。むしろアイストしない方がいい。アイストしないほうが、あらゆる状況で燃費誤差が小さく出るはずです。

車両重量は軽い方がいい

同様に、車両重量は軽い方がいい。ストップ＆ゴーが多くなるほど、車両重量が軽いクルマが有利です。たぶんJC08モード走行よりも街での実走行のほうがストップ＆ゴーが多くなるので、実燃費での優劣は、車両重量の差がより大きく出るはず。

そんなわけで、それらの数字を並べてみるとこんな感じ。

さて、この表を私の脳ミソに放り込んで考えてみます・・・どりゃあ！！！

こんな感じになりました。

やっぱどう考えてもワゴンRが1位ですね。カタログ燃費でも1位ですけど、重量が圧倒的に軽いからね。アイスト速度は高すぎる感じがしますが、まあ、この軽い車重には他のクルマはかなわないでしょう。

で、2位はMOVE。やっぱMOVEでしょ。アイスト速度9km/hは今の御時世で偉いですよ。カタログ燃費を追求するならアイスト速度を高くしたいはず。しかもライバルであるワゴンRが13km/hに設定しているなかで9km/hですから。ダイハツは偉いです。走りの快適性としても、アイストは遅い方が良いと思います。

3位はMRワゴン。あんま目立たない車種ですけど、ワゴンRと同じ技術を随所に使用されているから強いです。ワゴンRと比べると重量が20kg重いのでちょいと順位を下げました。

ま、そんな感じで。全部私の感覚値なんで何も責任持ちませんが（笑）、たぶん当たらずとも遠からずだと思うんだよね。参考にしてくださいまし。