ワゴンR FAは買う価値があるのか計算してみた

ワゴンRのハズレグレード、FA。ハズレって書いちゃったけど、性能が劣っている分車両価格は安いので、どれを選ぶのがお得かってのは人によってかなり違います。

計算してみた！

FAは燃費が悪いけど、車両価格は安い。なので、ちょっとしか走らない人にとってはお得な選択になる可能性があります。

そこで、いっちょ気合を入れて計算してみました。3パターンで計算しました。まずはかなりのライトユーザーを想定して、年間3000km走行、10年で3万km走行の場合。これは「あんま走んないんだよね～」って言ってる人の中でも走らない方の人の場合です。

やはりこの走行距離ではFAが一番安かった。でも、2番目のグレードのFXとの差はわずか3.4万円。う～ん、どうでしょう。FZの燃費が33.0km/Lなのに対してFAは26.0km/Lですからね。なんというか、ここまでの性能差があるのに生かしておくからには、とてつもなく大きいコストメリットがあるんじゃないかと期待したんですよね。でもそうでもなかった。この10年で3.4万円というコスト差を受け取るためにFAを買うか？というと、私だったら選ばないな。だって、買うときに「どーせ走らないから」って思ってても、後から生活スタイルが変わるかもしれないからね。こんな小さな差なら、急にドライブ大好きになった時の備えの意味で上のグレード買っちゃうな。

答えは見えた気もするけど、次は年間5000km走行、10年で5万km走行の場合。普通のライトユーザーさんのイメージです。

5万km走行になると、FAとFXのトータルコスト差は更に縮まります。わずか1.2万円差。かろうじてFAが勝ってますが、まあこの差なら上のグレードであるFXを買っちゃったほうがいいでしょう。単純な燃費差だけじゃなくて、FXだとFAに比べていろんな装備が付いてるからね。

そして年間1万km、10年で10万km乗る人の場合。

10万km乗ると、FXとFAが逆転します。FXのほうが4.1万円安くつくことになります。FXは車両価格も抑えられつつ燃費もそこそこ。いいクルマですね。

あと、全体を見渡してみると、スズキが誇らしげに表示している燃費33.0km/Lがなんとなくむなしく感じます。燃費がいいといっても、トータルコストじゃ負けちゃう。結局高くつく低燃費ってどうなんだ。せめて10万km走ったら元を取れるくらいの計算になって欲しいところ。

そんなわけで、ワゴンR FAは、やっぱり「ハズレグレード」だなあという印象を強くしたのでした。

もしワゴンRを買おうと思っているなら、ガリバーに相談してみるといいですよ。候補車種と名前と電話番号を入れると電話がかかってくるので、そん時に「ワゴンRが欲しい！でもFA以外！！」って言いましょう。探してきてくれるのでラクチンです。