NMKVの役割ってなんなんだよ
NMKVのモノづくりサポートってなんなんだよってのを書きましたが、次は「NMKVの役割」について。
下記ページを見ながら読んで下さいね。
NMKVの役割 | NMKV
コンビを組めばそれでいいのか
上記ページには、こう書いてあります。
日産自動車と三菱自動車という2つの自動車会社のもつ高い価値を引き出し、企業単体ではなし得ない革新的な取り組みを実現するNMKV。それぞれに異なる特長を持つ2社が有する様々な経験とノウハウ、人財力などの強みを引き出し、それらを効率的に、効果的に融合させることで、これまでにない新しいクルマを創造します。
また出た。「コンビを組むとすごいことができる!!」ってアピール。じゃあそれはなんなのか、具体的な「すごいこと」「革新的なこと」を提示して頂きたい。たぶんなにも出せないと思う。NMKVじゃないとできないことってのは、たぶん存在しない。とりあえず今のところは。
もちろん日産と三菱で共同開発して、それぞれのパイを合わせてコストメリットはあるんでしょう。それはそれでいいと思う。だけど、それなら別に5年前までやってたOEM提供で良かったはず。NMKVの存在価値がない。
小さな組織は良いものなのか
次。
NMKVは小さな組織です。
そんなNMKVが小さなクルマの分野で、大きな2つの力を背景に、よりスピーディに小回りを効かせ、大きなことを成し遂げる。その存在感と、シャープでダイナミックな活動こそが、私たちNMKVなのです。
とりあえず今、NMKVに存在感はないと思います。単に、日産と三菱との間の契約手続きをしてるだけの事務屋さんでしかないように見える。事務は事務で意味のある仕事だけど、何かすごいクルマを作るために技術的に成功したことってのはないと思う。
だいたい、「スピーディに小回りを効かせ、大きなことを成し遂げる。」とはなんなのか。何を指してそう言ってるのか、全くわからない。たぶん、これに対応する事実は出来上がっていない。
NMKVモデルとはなんなのか
次。NMKVモデル。
NMKVモデル
リターンもリスクも大きい自社開発と、リターンもリスクも小さいOEM。
ジョイントベンチャー(JV)はいわばそのミドルレンジに位置する存在です。しかし、NMKVは日産自動車、三菱自動車という2つの親会社を有機的につなぎ、両社のリソースや技術/ノウハウを最大限に活用するNMKVならではの価値創造力を源泉に、リスクを分散しながら競争力の高い商品を生み出す、独自のNMKVモデルを構築しています。
これも掛け声はいいけど、実態が全く伴っていない。2つの親会社を有機的につなげられているか?いや、そんなことはない。ただの事務屋に見える。結局、日産が売れそうなクルマを提示して、それを三菱が従来の技術力で実現化しているだけだろう。実際、デイズもデイズルークスも新規性はなかったんだから。
NMKVは単なる事務屋さんに見えるってのが私の今の結論。つづきます・・・