非ETC搭載車の高速道路料金、2016年4月から値上げ?
非ETC搭載車の高速道路料金が、首都圏については2016年度から値上げされるというニュースが入ってきました。
やむなしか
ニュースソースはこちら。
ETC非搭載なら通行料値上げ 首都圏で来春にも 新システム普及促す (産経新聞) - Yahoo!ニュース
これは当然の流れといえるでしょう。だって、ETC車の料金徴収業務は現金と比べて格段にラクだもんね。高速道路会社側がETC車に対応するには、最初に機械を買って設備投資しとけばあとはその機械のメンテナンスを定期的に行っておけばOK。それに対して、現金支払いのクルマに対応するにはずぅぅっと料金徴収のおじさんを立たせておかなきゃなりません。っつーことは、人件費がずぅぅっと、しかも料金所のレーンの数だけ必要なわけですよ。その隣りじゃ、ETCゲートで自動的にほぼ人件費かけずに料金徴収しているのにですよ。そりゃもったいないよね。
上記ニュースソースによれば、現金車の料金徴収にはETC車の5倍の費用がかかっているとのこと。また、高速道路を使用するクルマのうち実に9割がETCを使用しているそうです。使用率9割っすかー。すごいな。ETCが始まったのは確か2001年頃だったっけか。15年でここまで来ましたって感じですね。
その間には高速道路民営化がありました。この民営化で、きちんとコストカットする仕組みができたこともあると思います。このETCの普及がなければ高速道路料金は、今頃はもっともっとずぅぅっと高くなっていたかもしれません。昔の高速道路公団のまんまだったら「雇用確保が絶対条件」とか言ってETC導入ペースもチンタラやることになっちゃったと思うんだよね。
そーゆー意味じゃあ、民営化の立役者となった前東京都知事の猪瀬直樹さんの功績は大きいですね。都知事は不祥事で辞めちゃったし、あの不祥事はいただけなかったけど、少なくとも高速道路に関しては、猪瀬さんがやったことは正しかったのだろうなと思います。
将来は「ETC義務化」も視野に
そしてそして、期限は明記されていませんが、将来的には「ETCの義務化」も視野に入っているということです。ETCが義務化されれば、料金所のおじちゃんは必要なくなる。必要なくなるって書いちゃうとちょっとかわいそうな気もするけど、まあ高速道路運営には他の仕事も山ほどあると思うのでそういうのをやってもらって、料金徴収は完全ETC化でコストダウンを図ると。そういうことですね。
なお、現在高速道路を使うクルマの9割がETCを搭載しているけど、日本にあるクルマ全体、つまり高速道路を使ってないクルマも全部合わせると、ETC搭載率は5~6割程度なんだそうです。ちょっと義務化となると道が遠そうですね。
でも、来年には日産が自動運転車をリリースします。自動運転車が街を走る時代に、高速道路料金を現金で徴収って、ちょっとイメージ合いませんよね。もう未来はそこまで来ている。我々庶民も、未来のクルマ社会に合わせないといけないのでしょう。
そんなわけで、もしまだETCを付けてないなら、これを機会に付けてみてはいかがでしょうか。ETCにはクレジットカードが必須。クレジットカードなら、まあ普通に三井住友VISAカードなんかでもいいですね。あ、申し込み時にたくさんポイントがもらえるのは楽天カードですね。5000ポイントとか8000ポイントとかもらえるキャンペーンをよくやってます。私もポイントに釣られて作りました(笑)。よく使ってます。
また、ETCの車載器を買うなら、名前が知られたとこだとオートバックスドットコムですね。超有名ですよね。何もかもお任せできるので安心です。
ただ、オートバックスは他の通販よりもちょいとお高め。それを安心料だと思って払える人はオートバックスドットコムでいいと思うけど、ほんの少しの手間を掛けられる人ならAmazonで買うとよいでしょう。たとえばこんなETC車載器が売ってます。今見たところでは、Amazonでは5754円。対してオートバックスドットコムでは14000円。えらい違いだ。
Panasonic [ パナソニック ] ETC車載器 [ アンテナ分離型 ] ブラック [ 音声タイプ ] CY-ET909KDZ | ||||
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そして実は、Amazonで買ったETC車載器はオートバックスで安く取り付けできます。その取り付け工賃は4300円。
つまり、Amazonで買ってオートバックスで取り付けると、車載器価格5754円+取り付け工賃4300円=10054円。オートバックスで直接買うと、全部コミコミだけど14000円。オートバックスの方が高い。
Amazonで買う場合は注意点あり
なお、Amazonで買ってオートバックスで取り付ける場合、気をつけるべき点があります。それは、以下の二点。
- Amazon自身が売ってるETC車載器を買うこと
Amazonに並んでいる商品は、実はAmazon自身が売っているものと、外部業者がAmazonに間借りして売っているものがあります。その間借りして売っているものは「Amazonマーケットプレイスの商品」といいます。このマーケットプレイスの商品だとオートバックスで4300円では取り付けてもらえません。 - オートバックスの専用ページで取り付けを申し込むこと
オートバックスのサイト内に、Amazonで買った商品の取り付け申し込み専用ページがあります。そっから取り付けを申し込む必要があります。その申し込み専用ページは、このページの中にあるオートバックスの表示のところの「オートバックスグループ 交換・取付申込みサイトへ」から辿れます。
ということで、「Amazonマーケットプレイス」という言葉を今回初めて聞いた人は、このやり方は選ばない方がいいです。
そんなわけで、未来はそこまで来てるから、我々も未来に備えなくちゃ!という記事でした!