鈴木修社長には永遠に頑張って欲しい!

スズキの鈴木修社長がもうすぐ誕生日を迎えるそうです。御年、実に85歳。

相次ぐ不運・・・

85歳。まずは長生きバンザイ。日本人男性の平均寿命は79歳ですから、それを大きく超えてること自体めでたい。しかも会社のトップとして現役で大活躍。さらに2014年はハスラーを大ヒットさせ、軽自動車売上ナンバーワンの座を奪回しました。その経営手腕は誰もが認めるところでしょう。長生きで仕事もできる男。カッコいいぜー!!

ニュースでは「あと20~30年は続けますよ」と仰ったそうです。さすがに本気ではないでしょうが、その意気や良し。
「20~30年は続けますよ」 今月85歳のスズキ会長:朝日新聞デジタル

しかし、過去の鈴木修さんの苦労を見ると、この言葉がちょっと切なく感じます。

以前、スズキ社長人事の歴史って記事を書きました。鈴木修さんは2000年に一度、社長を辞めてるんですよね。しかし、その後の戸田昌男さんは健康上の理由で3年で退任、そのまた後の津田紘さんも5年で退任。津田さんも、健康上の理由での退任だったという評判のようです。そして、そのタイミングで鈴木修さんが社長に返り咲いています。返り咲く、って言い方はあんまり良くないな。不運にも後継者が調子悪くなっちゃったってところですね。

そして不運は続き、鈴木修さんの娘婿で取締役であった小野浩孝さんが2007年に病死。鈴木修さんも社長の娘婿から社長になったように、この小野浩孝さんも社長候補だったはず。後継者が3人続いて退任&他界してしまったわけです。

そうした歴史を踏まえた上で「あと20~30年は続けますよ」という発言を聞くと、悲壮感をかなり強く感じます。ここまで不運が続いてしまってはもうヤケクソ、行くとこまで行ってやる!!という気持ちなのかもしれません。

私はダイハツファンですが、鈴木修さんも好きです。できることなら永遠の命でも手に入れてずぅぅっと社長をして、ダイハツとのいい戦いを続けていって欲しい。あのキャラクターは愛されていますしね。

さすがにいつか終わりは来るんだろうけど、できるだけできるだけ、長く現役で頑張って欲しいと思います。85歳ともなるとどうしても終わりを意識せずにはいられないけど、でも、それでもいつまでも元気にハツラツとしていて欲しいです!