ダイハツvsスズキ 海外事業比較！

日本の軽自動車業界でしのぎを削るダイハツとスズキ。どちらも軽自動車メーカーってイメージですが、実は海外にも打って出ています。特にアジアは通貨の力が弱いので自動車って超高級品なんですよね。なので、日本で血と汗と涙でコストカットの努力を集結させている軽自動車がベースのクルマは性能の割に安いと判断されているようで、なかなかの人気のようです。今回は、そんなダイハツとスズキの海外事業を比較してみました。

スズキ圧勝！

販売台数の表を書くとこんな感じです。

見ての通り、スズキの圧勝。インドの105万台ってのがすごいですねー。スズキの日本国内販売台数は70万台程度ですから、すでにインドのほうが台数的には大きいことになります。

ただ、ダイハツも進出している先では頑張ってますね。スズキと競合しているインドネシアではスズキに勝ってるし、スズキが進出していないマレーシアで勝負に出たりしています。

ダイハツも、もっと早くからインドに進出してくれれば良かったのにね。2013年3月期の決算プレゼンテーション資料によると、これから、部品供給をインドで開始する予定になっているようです。

でも、「これから」「部品供給を」です。完成車をインド現地で販売する予定は無い模様。スズキにこれだけ市場を取られちゃってるのにこんな調子じゃ、ちょっと悲しいね。今すぐにでもインドでムーヴやらミライースやらを売って頂きたい。ちなみに、ちょっと気になって親会社であるトヨタのインドでの売上台数を見てみたのですが、19万台程度でした。スズキの5分の1です。ボロ負け。

日本の軽を世界に広めて欲しい！

日本の技術の粋を集結させた軽自動車。何とかアジアにもっともっと広めて頂きたいです！