消費税増税後のクルマの売れ行き 意外と落ち込んでない?
消費税増税で、当然のことながら3月は駆け込み需要があり、4月からは販売が落ち込むだろう、という予測がありました。そんで実際4月になったわけですけど、売れ行きの統計が少し出てきているようです。
目次
18%減
情報のソースはNHKニュース。
消費増税後の国内新車販売 大幅落ち込み NHKニュース
これによると、2014年3月の販売台数は前年同月比で17%増、4月前半は18%減とのこと。
「大幅」か?
これ、どう思います?私は意外と変わらないもんだなーと思いました。もっと、8割減とか9割減とかになるんじゃないのと思ってたので。クルマみたいな高い買い物でも、そんなに大混乱にはなっていないようですね。3%引き上げっつっても、100万円の軽自動車なら3万円の値上がりですからね。その程度なら、そんなに焦らずに、自分の生活に本当に合ったクルマそ探すのが吉かなと思います。
でも、ニュースでは「大幅減」と書いてました。経営者から見れば18%減ってのはでかいんでしょうね。売上で18%も減れば、利益なんかあっという間に吹き飛んじゃうでしょうから。
メーカー別ではスバルが50%以上!
上記ニュースではメーカー別の落ち込み比率も出ていました。それによると、スバルの富士重工業がなんと50%の落ち込み。トヨタ、マツダ、ダイハツが30%の落ち込みとのこと。逆に、ホンダとスズキは前年実績を上回ったそうです。
ダイハツとスズキは明暗が別れる
軽自動車のことばかり書いている当ブログとしては、ダイハツとスズキの明暗が分かれてるのが気になりますね。ダイハツは30%の落ち込みで、スズキは前年同月比でプラス。スズキはハスラー効果がまだ続いてるんでしょうかね。たぶんそうでしょうね。完全にオンリーワンな魅力なので、数万円の値上がりなんて屁でもないんでしょう。スズキはすげえなー。
年平均で15%減を見込む
なお、「日本自動車工業会」では、今年度1年間の新車販売は、昨年度と比べて15%減となると見込んでいるそうです。え、そうなんだ。でも4月で平均17%減なら、これからどんどん回復していくんだろうし、下げ幅はもっと小さくなっていくんじゃないだろうか。
そんなわけで、個人的には思ったほどのダメージがなかったようなのでほっとしました。自動車業界は今年来年と増税続きで大変だろうけど、魅力的なクルマ作りを頑張って欲しいです!