デイズルークス発売!でもちょっと・・・

本日2月13日、ついにデイズルークスが発売になりました!日産のサイトのトップにもでっかく画像が出ています。でも、いろいろ見ていくと若干心配になってきました。

目次

何がウリなの?

日産のデイズルークスのページには、でっかく5つの特長が書かれています。書き出してみるとこんな感じ。

  • 広くていいね!
  • 運転しやすくていいね!
  • 気持ちよくていいね!
  • カッコよくていいね!
  • 低燃費でいいね!

それぞれじっくり見ていってみましょう。

広くていいね!

広くていいね。「クラストップの室内高1400mm」との記述があり、それを根拠に広くて良いと言っているようです。

確かに室内高1400mmはクラストップです。が、そんなにダントツな高さでもありません。軽スーパーハイトワゴンの室内寸法を書き出してみるとこんな感じです。

室内寸法(mm)
メーカー 車名 長さ 高さ
日産 デイズルークス 2235 1320 1400
ダイハツ タント 2200 1350 1365
スズキ スペーシア 2215 1320 1375
ホンダ N-BOX 2180 1350 1400

右端の室内高さ。デイズルークスは確かにトップですが、ホンダのN-BOXも同じ1400mmです。クラストップですが、同着1位ですね。しかも、2位のスペーシアとは25mm、3位のタントとは35mmの違いです。それぞれ2.5cm、3.5cm。せいぜい親指の先っちょから第一関節あたりまでの長さ。その程度の違いしかありません。それって誇るべきことか?

更に、後でも書きますが、このデイズルークスの燃費は26.0km/L。スペーシアの29.0km/L、タントの28.0km/Lに完全に負けてます。車体がでかくなればなるほど重くなるし空気抵抗も大きくなるので、大きさと燃費は常に天秤にかけられて決められていくはずです。燃費もトップで室内高もトップなら偉いと思いますが、燃費勝負を完全にあきらめて室内高トップと言われても、あんまりすごいとは思わないっす。

そして、室内幅はタントとN-BOXが1350mmなのに対して、デイズルークスは1320mm。30mm負けてます。室内寸法って高さよりも幅のほうが重要だと思うんですけどどうでしょう。

運転しやすくていいね!

運転しやすくていいね。アラウンドビューモニターを採用したから運転しやすい、と説明されています。運転しやすいっつーか、駐車しやすい、ですよね。「運転」ってざっくり書かれるとすごそうだなと思いますけど、実際にはメリットは駐車の時だけです。

しかも、このアラウンドビューモニターは廉価グレードのSには搭載されていません。メリットの2つ目にプッシュしている装備なのに、全グレード装備じゃないんですよ。なんだそれは。

気持ちよくていいね!

気持ちよくていいね。リヤシーリングファン・99%UVカットガラス・ロールサンシェードをプッシュしています。

確かにリヤシーリングファンはいいかも。ただの扇風機でしかないわけですが、夏場は後席側に冷気が流れないことは私もよく経験してます。単純な装備ですが役に立ちそうです。これは軽自動車では初の装備です。

99%UVカットガラスも、今のところDAYZ以外には装備されていないようです。

ロールサンシェードは、ダント・スペーシアには装備があります。もはやスタンダードな装備になりつつあるようです。

カッコよくていいね!

カッコよくていいね。上級グレードであるハイウエイスターをプッシュしています。別にいいんだけど、じゃあノーマルなデイズルークスの立場はどうなるんだとつっこみたくなります。

低燃費でいいね!

低燃費でいいね。上でも書きましたが、デイズルークスの燃費は26.0km/L。スペーシアの29.0km/L、タントの28.0km/Lに完全に負けてます。確かに昔と比べれば低燃費だけどね。後から出した車種で先行モデルに負けるってのはちょっと悲しいよね。

総評

そんなわけで、私の印象としてはデイズルークスは若干ネガティブな印象です。あ、でも「気持ちよくていいね」のとこで書いた快適装備は地味にいいかも。夏場のレジャーが多い人にはオススメかもしれません。

正直言って、日産三菱連合はダイハツとスズキの技術にまだ追いついてないって感じました。もちろん、合弁会社のNMKVができてからまだ間もないわけで、日産三菱連合の軽は「これから」なのかもしれません。今は負けてると思うけど、もう一歩、頑張って欲しい!

デイズルークス発売!でもちょっと・・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. AQUApods7 より:

    いやいやルークスもウリは十分大有りですよ(^^)

    個人的にスーパーハイト4車種のウリと言われればエヌボはパワフルで元気なエンジン&カッコイイセル音、リアチップアップシート(跳ね上げ)、8インチナビ装着OKで、スペーシアはエネチャージ、使いやすいインパネ、ロールサンシェードで、タントは2車種のいいとこ取り&ミラクルオープンドア、スマアシ、純正風8インチナビ装着OK、樹脂製バンパーで、ルークスは大胆な顔つき、ハイウェイスター専売っぽく見せている(標準も仙台ルークス風)、質感のいい内装(廉価グレードでも下手なミニバンよりも良いくらい)、大胆なキャラクターデザイン、リアサーキュレーターなどとそれぞれ違う魅力があると思いますよ。

    1. ブログ主 より:

      >質感のいい内装
      これなんですよね~。私、センスがないので内装デザインってよくわかんないんですよ。なので常に評価対象外w
      外観も評価しづらくて。確かに好きな人はいるだろうとは思いますけどね。
      あと、サーキュレーターは確かに良いと思います。機能至上派な私としては嬉しいです。

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