ダイハツ工業株式会社の事業内容まとめ

前回、スズキの事業内容についてちょっと見てみたわけですが、今回はダイハツの事業の状況を見てみたいと思います。情報源は、ダイハツ公式サイトの投資家向け情報、2012年4月~9月の資料です。

ダイハツは4輪事業のみ

見てみると、ダイハツには事業別の数値が公表されていません。基本的には自動車事業のみのようです。色々と探すとダイハツディーゼルっていう船舶関係の会社が関連会社として挙げられていたりしますが、数値としては小さいんでしょう。

で、ダイハツっつったら日本で軽自動車を一番たくさん売ってる会社なわけで、やっぱ軽自動車が圧倒的なんでしょと思っていたんですが、数字を見てみると若干違いました。

国内の車両・海外の車両・その他の受託・OEMの売上は下記の通りでした。

国内車両 海外車両 受託・OEM
ダイハツ工業 売上高(億円) 4463 1716 2446

円グラフにするとこんな感じ。

海外で意外と売ってますね。更に、受託・OEMの中には、パッソやbBなど、トヨタの普通車が結構な割合で入っています。

更に・・・、下記表の一番下に「エンジン」がありますね。自動車の心臓部であるエンジンを、トヨタからの下請けで結構多数受託生産しているようです。

そんなわけで、ダイハツも軽自動車ばかりではないということですね。売上の半分は軽自動車だけど、残りの半分の多くの部分は普通車がらみの売上で、さらに海外での生産・販売もかなり多い。上記の受託エンジン開発も普通車のエンジンが主のようです。

私は「MOVE最強っすよ~」と思ってばかりいましたけど、ダイハツとしてはきちんと普通車にも手を出し、また海外進出も行っていました。国内に閉じこもった事業ばかりをやっているわけではないんですね。

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