なぜエコカーは「地球にもお財布にもやさしい」のか

エコカーは「地球にもお財布にもやさしい」という言い方をされます。なんで両方に優しいのかってこと、実はよく知らない人も多いんじゃないでしょうか。これは単純な化学反応の話なのですが、理系の私も調べるまでピンと来てなかったので(笑)、ちょこっと書いてみます、

低燃費->ガソリンが燃える量が少ない->CO2排出量が少ない

「エコカー」というのは、直接的な意味は「あまりCO2を出さない車」ということです。そして、「あまりCO2を出さない」ということは、「あまりガソリンを燃やさない」ということで、つまりは少ないガソリンで長距離を走れることになり、結果としてガソリンを買う量が減ります。そうすると、お財布にも優しいわけです。

そもそも、ガソリンが燃えるということを理系的な式で書くとこんな感じになります。

2C8H18 + 25O2 -> 16CO2 + 18H2O

まあ要するに、

ガソリン + 酸素 -> 二酸化炭素(CO2) + 水

ってことです。
まあ要するに、ガソリンを燃やすと必ず二酸化炭素(CO2)は出るし、二酸化炭素を減らそうとすれば燃やすガソリンの量を減らすしかないわけですね。

つまり、エコカーは二酸化炭素をあんまり出さないので、ということは、ガソリン使用量は必ず少ないということになります。

本当に「エコ」かは議論の余地あり。

世間的に言われている「エコカー」については上記の通りなのですが、じゃあエコカーを買うことが本当に「エコ」なのかどうかは議論の余地があります。というのも、新車を作る時には、どうしても工場でたくさんの電気を使う必要があって、電気を使うということは、それを発電する時に火力発電所から大量の二酸化炭素を出すことになってしまうからです。なので、「真のエコ」は、多少燃費が悪い車でも長く乗って、新車を作る量を減らすことだ、という考え方もあります。まあ、そうすると自動車会社が倒産しちゃうので、今度は雇用とか経済とかに大打撃で・・・、と、どんどんと考えなきゃいけないことが広がっていくわけですが、その辺は私の手には余るのでここまでにしときます。

まあそんなわけで、一般的知識としては「エコカー」は、必ず「地球にもお財布にも優しい」というお話でした。

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